フランス中央部のリモージュ近郊で開催されていたツール・ド・リムザンは大会4日目の8月20日に最終ステージを行い、新城幸也(25=BBoxブイグテレコム)が総合61位でゴールした。
最終日のBBoxブイグテレコムチームは総合3位のニコラ・ボゴンディと、4ポイント差で山岳賞2位につけているギヨム・ルフロックの順位を上げるという狙いでスタート。新城はルフロックが山岳賞で逆転できるように、パレード走行を終えて正式スタートが切られると同時にルフロックを連れてアタック。10人ほどの先頭集団を形成した。
総合優勝争いに絡む選手が含まれていなかったため容認されるかと思ったが、サクソバンクの追撃で15kmで捕らえられた。その後の激しいアタック合戦の中から抜け出した10選手ほどが3分差で逃げ続けるものの、終盤までに吸収。
集団ではアタックが繰り返されるものの決定的なものにはならず、そのままゴールへ。ゴール手前の最後の登りで単独アタックしたアポローニオ(サーベロ)が優勝。新城は39位。総合61位でレースを終えた。
「今日はニコラとギヨムを助ける走りができたと思う。前半から本当にきつくて、リタイヤしてしまうのではないかと思うくらい苦しかった。久々にこんなに激しいレースを走ったことで、休んでいた体にいいときの感覚が戻ってきた。22日のプルエイと来週のシャトールーはいい調子で臨めそう」と新城。
22日に開催されるグランプリプルエイはツール・ド・フランスを走ったメンバーで構成され、チームとしても力を入れている。
《編集部》
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