ジェイミスの適度なしなやかさと剛性 vol.1 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ジェイミスの適度なしなやかさと剛性 vol.1

オピニオン インプレ
安井行生のロードバイク徹底インプレッション
安井行生プロフィール

U23のUSナショナルチャンピオン獲得に貢献 適度なしなやかさと剛性を与えられたレースバイク
アメリカのプロレースでも活躍するジェイミス・ゼニスシリーズのセカンドグレード、ゼニス・レース。この価格帯としては珍しくT700というハイグレードのカーボンを素材に使用したフルカーボンロードバイクを、ライター安井が300kmに渡って徹底テスト!
(text:安井行生 photo:我妻英次郎/安井行生)
昨年、ラスベガスで行われたインターバイクショー2007のジェイミスブースには、ジェイミスロードのトップモデル、ゼニスSLをベースにしたスペシャルバイクが展示されていた。ロードコンポーネント最軽量のスラム・レッド、LEWのホイール、クラビクラのカーボンクランク、AXライトネス、Carbon Tiのチェーンリングなど、超軽量高級パーツを満載して秤に吊るされており、「11.11ポンド」 というその数字を誇らしげに示していた。その他にも、前後ブレーキキャリパーをフォーク後方とBB下に配置して空気抵抗を極限まで削減し、ZIPPのカーボンホイールで装備したTTバイク、T2なども飾られており、悪路というよりはスピードを感じさせるブースとなっていた。
ドラゴン、ダカール、ダコタという名マウンテンバイク達を生み出し、この日本ではオフロードというイメージのあるジェイミスだが、本国アメリカではロードにも強い。事実、2007年のUSナショナルチャンピオンシップでは、ゼニスを駆るキース・ノリス選手 (AEG TOSHIBA ジェットネットワークプロサイクリングチーム) がU23カテゴリーのアメリカチャンピオンに輝いている。
アメリカのプロレースでも活躍するゼニスシリーズのセカンドグレードがこのゼニスレース。他メーカーではトップグレードに使われることの多い高弾性カーボン「T700」を素材とし、モノコック製法によって作られる。内側に絞り込まれた極太フォーク、逆三角形断面のトップチューブ、生産効率よりも剛性確保を重視した2本シートステー、駆動力がかかる右側を太くした非対称チェーンステーなど、形状はよく考えられているという印象を受ける。メインコンポはシマノ・アルテグラ。リアディレイラーにはデュラエース、クランクには高価なFSAのカーボンクランクがセットされる。

スペック

オリジナリティ溢れるグラフィックも魅力 重厚な安定感が際立つモノコックフレーム

カタログの写真で見る限りどうってことのないルックスだが、実際に見るとホワイト/レッドが柔らかい曲線で塗り分けられ、新しくも懐かしい、どこかネオレトロな感じがなんともいえずいい雰囲気。ジェイミスバイクのカラーリングは価格の高低やロード・マウンテン・クロスを問わず、どれも嫌味がなくスッキリとしており、飽きが来ずに長く付き合えそうなものが多い。
肝心の乗り味は、どっしりとした安定感が際立っている。漕ぎ出しはマイルドだが、T700という高弾性カーボンを使用しているからか、トルクをかけても柔らかいとは感じられない。グイグイと踏み込むライディングに対応しており、踏み出しのソフトさからは想像できないほどしっかりとパワーを受け止めてくれるのは意外であった。しかし急加速や激坂では蜂蜜の中で脚を回しているようなねっとり感があり、軽快感が薄く感じられるだろう。

スピード域が上下するような激しいヒルクライムにも向いていないが、ハンドルのフラット部分を握り、上半身をフルに使ってシッティングで踏み込むようなイーブンペースのヒルクライムでは力強く進んでくれる。
かといってダンシングがダメというわけではない。シッティングから移行した瞬間はどっしりとした印象があるものの、一旦リズムとスピードに乗せてしまえばかなりの登坂性を見せてくれる。ヒルクライムでこのゼニスを気持ちよく速く走らせるコツは、イーブンペースを維持すること、ペダリングのリズムを崩さないこと。
《編集部》
≪関連記事≫
≫池江璃花子、ビキニ姿で海へ「セレブモデルみたいなプロポーション」と水着ショットに反響

≫GPファイナル優勝の紀平梨花、姉の紀平萌絵も話題に…ダンサーとして活動する姉との仲良し姉妹っぷりに注目

≫GP連勝の紀平梨花と本田真凛の2ショットにファン歓喜「かわいすぎます、尋常じゃなく」「姉妹みたい」
page top