EQA・梅丹本舗に所属するプロロードレーサー岡崎和也が、6月28日に広島県の中央森林公園で行われる第12回全日本自転車競技選手権ロードレースを最後に引退する。同選手と、EQAの浅田顕監督がコメントを発表した。
●岡崎和也のコメント
この度、私岡崎和也は6月28日の全日本選手権をもって選手を引退します。
高校生の時にテレビで見た「ツール・ド・フランス」に魅せられ、自転車選手になることを志してから約20年。2000年には念願のプロロードレーサーとなり、03年からは憧れであった欧州のレースを走ることもできました。これまで自転車とともに世界25カ国を周り、多くの人々と交流できたことが私の財産です。悔いのない選手生活を送ることができたと自負しています。
先日の全日本選手権個人タイムトライアルで勝利できなかったことが引退を決意した理由です。今までと同じレベルで走ることが身体的にも精神的にも厳しくなってきたと感じました。
現役を退くとはいえ、今後もなんらかの形で自転車には携わっていきたいと思っています。選手の時にはできなかった、楽しみのために乗ることもそのひとつです。自転車は私のライフワークです。
最後になりましたが、今まで応援してくださったファンのみなさま、支えてくださったたくさんの方々、お世話になったチーム、スタッフのみなさま、本当にありがとうございました。
●浅田顕監督のコメント
07年にチームに来てくれてから、常に主戦力として、また責任感と集中力のある走りでチームへ貢献し続けてくれたことにとても感謝しています。4度の全日本TTチャンピオンをはじめとする数々のタイトル獲得を含め、競技者として常にトップレベルに位置することにこだわり続けた岡崎の走りに敬意を表し、その姿勢を今後の人生に生かしてほしいと願っています。本当にありがとう。
《編集部》
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