中込由香里がMTB第4戦の富士見を制す | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

中込由香里がMTB第4戦の富士見を制す

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 MTBジャパンシリーズのクロスカントリー第4戦となる富士見大会が、5月31日に長野県諏訪郡の富士見パノラマスキー場で開催され、エリート女子で中込由香里(シーナック・スペシャライズド)が優勝。シリーズ2勝目。以下は同選手のレポート。
  •  MTBジャパンシリーズのクロスカントリー第4戦となる富士見大会が、5月31日に長野県諏訪郡の富士見パノラマスキー場で開催され、エリート女子で中込由香里(シーナック・スペシャライズド)が優勝。シリーズ2勝目。以下は同選手のレポート。
 MTBジャパンシリーズのクロスカントリー第4戦となる富士見大会が、5月31日に長野県諏訪郡の富士見パノラマスキー場で開催され、エリート女子で中込由香里(シーナック・スペシャライズド)が優勝。シリーズ2勝目。以下は同選手のレポート。

 今年の全日本選手権は、7月に今回と同じ富士見パノラマにて行われる。国内大会の中で最も重要視され、選手たちがピークを合わせる大会となるだけに、集中してこの闘いを迎えた。コースは、全日本とは多少違うだろうが、大まかなコースレイアウトは変わらないだろう。現在国内最強の片山梨絵は今回、このレースには参戦していないが、全日本で同選手と互角に戦える可能性を少しでも探れるようにこの大会に臨んだ。

 大会当日は雨。ときおりやむこともあったが、コースコンディションはどんどん悪化。ドロドロ、ヌタヌタ、オモオモの超低速レースとなった。全日本も雨の可能性があるから、苦手なマッドコンディションをここで走れるのもよしとしよう。

 最初のシングルに先頭で入り、1周目をトップで帰ってくることができた。1周目に置いていた一番大きな課題は、今回とりあえずクリア。しかし、コースは最悪のコンディションに。これをあと4回と思うと、やめたくなる気持ちがわいてしまった。

 なかなか思うように走れないが、「トレーニングとしてでも走らなきゃ」という気持ちだった。それくらい、とてもレーススピードとは思えないスピードでしか走れなかった。こんなスピードじゃ、追いつかれると思いながら苦しんでいたが、告げられる後ろとのタイム差は意外とあった。みんな、低速の中で苦しんでいる。タイム差はあっても、最後まで自分の走りに気が気ではなかった。

 正直、全日本につながる走りとは到底思えない気がしたが、少し客観的に見れば、マッドコンディションをこのような独走で制したことはなく、少しは自信にしてもいいのかな、という気もする。ドライだった試走と、マッドだった本レースでいろいろ探っていく中で、「全日本で勝負できる可能性があるとすれば」というイメージはある。イメージにどこまで近づけるか。可能性は小さかったとしても、あきらめずに挑戦していく。

 悪天候の中でのサポート、応援、ありがとうございました。
《編集部》

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