北京五輪のMTB女子で片山20位、現地レポート | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

北京五輪のMTB女子で片山20位、現地レポート

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 北京オリンピックの大会16日目となる8月23日、MTBクロスカントリーが老山自転車競技施設内の専用コースで行われ、女子はドイツのサビネ・シュピッツ(36)が優勝した。日本から片山梨絵(28=スペシャライズド)が参加したが、片山は最終周回に入る直前で、規定時間内に周回を終えられなかったことによるラップアウト。最終成績は20位だった。以下は日本自転車競技連盟からのレポート。

 前日に引き続き快晴の天気のもと、女子クロスカントリー出場の22カ国30名の選手たちが午前10時ちょうどにスタートを切った。女子のレースは1周4.45kmの周回コースを6周回、総距離にして26.7kmの戦いとなったが、気になるのは天候だった。スタート時の気象データは気温28.8度、湿度52%。しかし強烈な直射日光のもとでは、体感気温は30度を超えて40度近くにも感じる暑さだった。
 レースはスタート直後から最前列スタートの実力者たちが主導権争いを演じる展開となった。カナダのプレモン、ドイツのシュピッツ、ロシアのカレンティエワ、そしてスペインのフヤナといずれ劣らぬ強豪たちがレースをリードする。路面の状態は完全なドライ。岩が露出した急な下りのセクションでは、タイヤを滑らせ転倒する選手が数名、レースの模様を伝えるテレビモニターに映し出される。その中に片山の姿もあった。このコースは樹林の中の狭いシングルトラックがほとんどで抜きどころは少ない。加えて転倒などのアクシデントが続けば、どんどん先頭から離されていくのは必至だ。
 2周目に入る手前で、トップグループからドイツのシュピッツが抜け出した。シュピッツは周回最後の下りで後続を引き離し、20秒あまりの差をつけて2周目に入る。そしてこの周回の中間地点で36秒、3周目に入るフィニッシュラインでは49秒と完全な独走態勢を作った。後ろではロシアのカレンティエワやカナダのペンドレル、そしてポーランドのロシュゾウスカらが追い上げを図るがシュピッツとの差は縮まらない。
 結局シュピッツは、4周目に入るところで52秒、5周目に入るところで1分1秒、そして最終周回に入るところでも55秒後続に差をつけ余裕の勝利を収めた。

 スタートが3列目と最初から不利を背負ってのレースとなった片山は、1周目から最後尾近くでのレースを余儀なくされた。また自分自身を含め後方では落車も相次ぎ、トップとの差はどんどん開くばかりとなった。そんな状況の中、片山は完走を目標に気持ちを切らさず走り続けたが、最終周回に入る手前で規定時間をオーバーしてラップアウト。フィニッシュラインを通過することはできなかった。

○片山のコメント
 あと1周で完走できたのですごく悔しいです。3周目あたりから一人で走っている状況になって、気持ちだけは切らさないようにがんばったんですけど・・・。競り合いになって自分がオーバーペースになったあとは、集中が途切れて転倒してしまうことがあるんですが、今日はそれで4回ぐらい転んでしまいました。やはり練習が足りなかったんだと思います。日本から来てくれた人たちの応援は力になりました。でももっと前で走っていれば、もっと皆さんの応援を力にできたと思うと残念です。4年後のことは今はまだ考えられませんが、できればもう一度チャレンジしたいです。
《編集部》
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