上位進出ならず! 北京五輪スプリントの現地レポート | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

上位進出ならず! 北京五輪スプリントの現地レポート

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 北京オリンピックは8月17日、自転車競技トラックレースの男女スプリントが行われ、渡邉一成(24=日本競輪選手会)、北津留翼(23=日本競輪選手会)、佃咲江(22=北海商科大)が出場。上位進出は果たせなかった。以下は現地レポート。

 北京オリンピックの大会10日目。トラック競技は3日目を迎え、この日からの3日間は男女スプリントを中心に競技が進行する。日本からはこの種目に渡邉、北津留、佃が出場した。

 この日は予選から1/8決勝までが行われたが、女子の佃は予選のタイムが12秒134とふるわず、1回戦となる1/8決勝では08年の世界チャンピオン、イギリスのペンデルトンに、次の敗者復活戦もベラルーシのツィリンスカヤの逃げに歯が立たず、勝ち上がりは果たせなかった。佃はトラック競技最終日に行われる9-12位決定戦に出走する。

 男子の渡邉と北津留は、渡邉が予選10秒346で11位、北津留が10秒391で14位の成績で通過。しかし、本選1回戦となる1/16決勝で、渡邉はイタリアのキアッパの逃げを崩せず、北津留もフランスのブルガンに先行を許し、ともに敗者復活戦に望みを託すこととなった。

 その敗者復活戦。2組目出走の北津留は、マレーシアのアワン、ポーランドのクウィアコウスキーとの対戦。一番外からスタートとなった北津留は、前に2人をおいて追走、踏み出しの機会をうかがう。そして残り1周半となるバックで最初に仕掛けたのは2番手につけていたアワン。鋭い踏み出しで抜け出すと一気の加速で先行態勢に。北津留もこれに合わせて踏み出すが、スピードの伸びが違う。1着アワン、2着北津留。北津留初めてのオリンピック挑戦は、スプリント1/16決勝・敗者復活戦敗退という結果に終わった。

 一方の渡邉は3組目に出走。対戦するのは中国の張にアメリカのブラッチフォード。インスタートの渡邉は先頭で後ろ2人の出方をうかがう。残り1周半、2番手につけていた張が踏み出し渡邉をかわして先頭に出る。しかし渡邉は落ち着いてその後ろを追走、巻き返しのチャンスをうかがう。そして最終バック、後方からのブラッチフォードの追い上げに合わせて渡邉がスパート。張をかわして1着ゴールを果たし、1/8決勝に駒を進めた。

 渡邉の1/8決勝。これに勝てば渡邉が目標としていたベスト8に進出できる。しかし対戦相手は世界チャンピオン、イギリスのクリス・ホイ。現在世界最速・最強と言われる相手との力の差は歴然としていた。渡邉はホイの先行にただ追走するのみに終わり、再び敗者復活戦に望みを託すこととなった。

 渡邉の1/8決勝・敗者復活戦。これがベスト8進出に向けての最後のチャンス。負ければ勝ち上がり戦から敗退となる。渡邉が戦う相手はフランスのシローにオーストラリアのベイリー。インスタートの渡邉は、後ろにシロー、そしてベイリーを見ながら先行態勢をとる。レースが動いたのは残り1周半のバック。シローが踏みだし渡邉をかわして前をとる。渡邉は前々走の敗者復活戦同様、2番手追走から最後に巻き返しを図るが、今度は相手の力が違った。渡邉は08年のワールドカップ総合優勝者・シローの逃げを捕らえられず2着でゴール。渡邉一成、初めてのオリンピックでのスプリント挑戦は1/8決勝・敗者復活戦敗退という結果に終わった。渡邉はこのあと、トラック競技最終日に行われる9-12位決定戦に出走する。

●北津留のコメント
 何もできずに終わったので悔しいです。力の差がありすぎました。でもオリンピックに向けて自分がやれることはやってきたつもりなので、この結果はしょうがないと思います。

●佃のコメント
 レースはダメでしたけど、今後へ向けていい刺激になりました。対戦したイギリスのペンデルトン(現世界チャンピオン)もアテネの時は全然ダメだったと聞いたので、私も彼女のようにがんばろうと思います。

●渡邉のコメント
 ベスト8が目標だったので、最後に負けたのは悔しいですね。でも今日は自分の力は出し切れたと思います。明後日の9-12位決定戦もしっかり走って帰りたいです。初めてのオリンピックは楽しかったですね。オリンピックを目指すことでこんなに自分が成長できるということを実感できたので、この経験を次の成長への出発点にできればと思います。4年後のロンドンももちろん目指します。
《編集部》
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