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イタリアのクネオをスタートし、国境にそびえる標高2,351mのロンバルド峠を越えてフランスへ。そしてツール・ド・フランス最高峰の峠である標高2,802mのボネット峠(レストフォン)を通る。カテゴリー超級の山岳が2つという勝負どころとして必見。
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最難関ステージ。カテゴリー3級のサント・マルゲリット峠、超級のガリビエ峠とクロワドフェール峠、そしてゴールも超級のラルプデュエズとなる。ラルプデュエズにゴールするのは2年ぶり。この地でマイヨジョーヌを獲得した選手が総合優勝に大きく前進する。
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中級の山岳コースで、第2級、3級、4級の山岳ポイントが1つずつある。勝負のポイントは残り8.5km地点にソルビエの丘。総合優勝争いも一段落し、残り少ないステージ優勝をねらったアタックが連発し、思わぬ伏兵が逃げを決めるケースもあるだろう。
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ロワール地方からアリエール地方にいたるのんびりした景色が広がる。第3級、4級の山岳ポイントが1つずつあるが、それ以外は平坦コースで行われるため、大集団によるゴール勝負か。あるいは逃げを決めた集団によるバトルが見られるかも。
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距離の長い個人タイムトライアルで、個人総合成績をほぼ確定させる1日になる。コースはほぼフラットで、タイムトライアルのスペシャリストにとっては絶好の舞台。山岳ステージを終えて総合成績に差がない場合は、最後の戦いの舞台として脚光を浴びるだろう。
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第1回大会からツールはパリにゴールする。08年はカテゴリー4級の山岳ポイントが2つあるが、ほぼ平坦ステージ。主催者のASOがある町を通過して、パリに突入。1周6.5kmのシャンゼリゼは8周してゴールする。コンコルド広場から凱旋門までは緩やかな上り坂。