CAS(スポーツ仲裁裁判所)は6月30日、06年のツール・ド・フランスで不正薬物を使用したとして総合優勝のタイトルを剥奪されたフロイド・ランディス(32=アメリカ)の訴えを却下した。これによって同選手の失格が2年の歳月を経て確定した。
ランディスは06年ツール・ド・フランスの第17ステージで、序盤から集団を飛び出してアタック。無謀な走りと見られたが、ゴールまで独走して、このとき稼いだタイム差を利して総合優勝した。しかし大会直後にこの17ステージでテストステロンを使用していた事実が発覚。失格を宣告されていた。
《編集部》
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