トップ選手は参加できない「2 days race in 木祖村」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

トップ選手は参加できない「2 days race in 木祖村」

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 2days race in 木祖村が5月24・25日に木曽川源流の村として知られる木祖村・奥木曽湖で開催された。同大会は実業団所属のランキング上位選手が参加できず、実力のそろった選手たちでステージレースの優勝を争えるように設定したことが特徴。
  •  2days race in 木祖村が5月24・25日に木曽川源流の村として知られる木祖村・奥木曽湖で開催された。同大会は実業団所属のランキング上位選手が参加できず、実力のそろった選手たちでステージレースの優勝を争えるように設定したことが特徴。
 2days race in 木祖村が5月24・25日に木曽川源流の村として知られる木祖村・奥木曽湖で開催された。同大会は実業団所属のランキング上位選手が参加できず、実力のそろった選手たちでステージレースの優勝を争えるように設定したことが特徴。

●ステージ1A(個人タイムトライアル 8.5km)
 チームカー追走付きの個人タイムトライアル。国内のステージレースで平地のタイムトライアルとしては最長になります。昨年ステージ1A優勝の小坂選手(スワコレーシング)がコースレコードを大幅に上回る11分53秒で3年連続ステージ優勝。

●ステージ1B (81km)
 レース前半に設定されているスプリント賞はレースを活性化するため。昨年スプリントポイントを最高に獲得しながら、ステージ2で失速し、悔しい思いをした遠藤選手(spacebike.com健康促進)が積極的に動いて行きます。大村選手(GRUPPO ACQUQ TAMA)と同点ながら、勝ち数でスプリントリーダージャージ奪取。
冷たい雨のレース、共通機材車が忙しく走り回る競走になりました。45km過ぎスプリントに向けて飛び出した2名丸山(スワコレーシング)、遠藤(spacebike.com健康促進)の逃げに有力選手が追いついて決定的な逃げ形成。後続集団でチバポンズ、超人☆クラブが懸命に先頭を引きますが、5名の逃げが決まって1分あまりの差に。ゴール15km手前でヴァーチャルレースリーダーのアダム選手がパンク。マヴィックによる共通機材サーヴィスで無事先頭集団に復帰。アダムス選手はステージ3位でしたが、個人総合成績は個人TTのタイム差からアダム選手。

●ステージ2 (126km)
 日曜日午前中の雨がステージ2競技開始時刻には、だいぶ小降りになってきました。同点で並んでいるスプリント総合成績に決着をつけるかのように、最初のスプリントから積極的に動いた大村選手(GRUPPO ACQUQ TAMA)が3回目のスプリントで安全圏に逃げ込みました。スプリンターの活躍する前半戦が終了したら、補給タイム。補給はラインの競走を意識して1回のみ。補給する側の技術も戦力です。暫定スプリントリーダーが残り60kmでパンクしたとき、チームメイト町田選手が自身の個人総合10位以内の可能性を捨ててまで、より多くの賞金を獲得できる選手に車輪を提供しました。共通機材車が来る前に、走り始めることができるからです。
 ステージ1Bで逃げに乗れなかったスワコレーシングから丸山選手がアタック。個人総合成績で1分32秒差のため手段は逃げを容認。アズミノが列車を作って競走を凍らせる作戦です。しかしながら、逃げが2分以上の差になると、追撃集団が形成されて、追い上げます。この追撃集団に入った選手だけが個人総合成績に関係できます。結局個人総合1位2位の選手を含む7名のグループが出来上がり、個人総合3位が入れ替わることになりました。
 ゴールは大村選手。ステージ2勝しながら、個人TTのハンディキャップが大きすぎました。スプリント賞を獲得したことで、十分実力を示しました。アダム選手はステージ優勝なしですが、ステージごとに表彰台に乗り続けたことで、個人総合優勝。今年から新設されたU-21は2日間とも集団で完走した小島選手(ダイハツボンシャンス飯田)。

 個人総合
 1.アダム コバイン  ラヴニールあずみの      5:39:06
 2.大村 寛      GRUPPO ACQUQ TAMA       +19s
 3.山本 聖吾     快レーシング           +1:24s

 スプリント総合
 1.大村 寛      GRUPPO ACQUQ TAMA       15P
 2.遠藤 穂積     spacebike.com健康促進         8P
 3.丸山 厚      スワコレーシング            8P

 U-21
 1.小島 尚裕     ダイハツボンシャンス飯田
《編集部》
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