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富士山ステージ優勝はプロ初勝利のガローファロ

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 第12回ツアー・オブ・ジャパン富士山ステージは5月23日に、静岡県小山町にある、ふじあざみラインで行われ、ビンチェンツォ・ガローファロ(25=NIPPO・エンデカ)が優勝した。総合成績は区間2位に入った韓国の孔孝錫(ゴン・ヒョスク、21=ソウルサイクリング)が首
  •  第12回ツアー・オブ・ジャパン富士山ステージは5月23日に、静岡県小山町にある、ふじあざみラインで行われ、ビンチェンツォ・ガローファロ(25=NIPPO・エンデカ)が優勝した。総合成績は区間2位に入った韓国の孔孝錫(ゴン・ヒョスク、21=ソウルサイクリング)が首
 第12回ツアー・オブ・ジャパン富士山ステージは5月23日に、静岡県小山町にある、ふじあざみラインで行われ、ビンチェンツォ・ガローファロ(25=NIPPO・エンデカ)が優勝した。総合成績は区間2位に入った韓国の孔孝錫(ゴン・ヒョスク、21=ソウルサイクリング)が首位に立ちグリーンジャージを獲得した。山岳賞はガローファロが区間9位だった新城幸也(23=梅丹本舗・GDR)を抜いて獲得。新城は総合成績を前日の3位から6位に落とした。

 富士山ステージは7日間で行われるこの大会で、唯一の個人タイムトライアル競技になる。全長11.4kmあるコースは高低差1200m。標高2000mの地点にある富士山須走口五合目まで一気に駆け上がる。スタート直後から急激な登りになり、ゴールが近づくにつれて、さらに傾斜がキツくなる。そのため、登りが得意な選手が有利になる。総合優勝を狙う選手にとって、もっとも苦戦するコースだ。
 ガローファロはもともと、小さい頃から、登りの強い選手を目標に練習していた。そのため、登りには自信があった。96年にプロになり、この日はじめてプロ初勝利を挙げた。ガローファロは「この大会でプロになってはじめての優勝はとてもうれしい。ずっと努力してきた成果だと思う。しばらくのあいだ、喜びに浸りたい」とコメント。
 今大会ではじめてグリーンジャージを着ることになったヒョスクは登りを得意とする選手。ヒョスクはこの大会で先頭を走るなどして、積極的にレースしていたが、前日までの総合順位は4位だった。この日、はじめてコースを走ったヒョスクは総合1位と30秒あったタイム差を縮めた。
 ヒョスクは「はじめて着るリーダージャージにとても緊張しているし、プレッシャーを感じている。でも、東京までこのジャージを守って、総合優勝したい」とコメントした。
 奈良ステージから南信州ステージまで3日間、総合1位でグリーンジャージを守っていたウェズリ・サルツバーガー(21=サウスオーストラリアドットコム・AIS)は22位。結果、総合成績を9位に落とした。その代わり、チームメイトのキャメロン・マイヤー(21)が総合2位になり、優勝争いに加わった。
 このステージで区間6位だった狩野智也(34=スキル・シマノ)はこの日の成績で前日の総合19位から8位に浮上した。
 翌24日に行われる伊豆ステージは勾配がきつい周回コース。25日の最終日となる東京ステージは平坦で、逃げが決まりにくい。そのため、選手たちは、伊豆ステージで最後のチャンスを狙う。
《編集部》
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