フランスでも最大級の女子ロードレースとなるツール・ド・ロードが5月16日に開幕。全10日間の長丁場で行われるこの大会に、イタリアのメニキーニチームの一員として沖美穂（34）が参戦している。チームメートには大会2連覇を目指すスウェーデンのスザンヌ・ルンクスコッグ、10年前の総合優勝者ファビアナ・ルペリーニがいて、沖はアシスト役としての働きをこなしながら、11連覇がかかる6月1日の全日本選手権に向けての調整を行う。
女子ロードレースの中でも最も厳しいといわれる同大会。昨年の大会に出場した沖もハードな走りで腰を痛め、直後に開催された全日本選手権ではそれを隠しながらの参戦を余儀なくされた。
「アジア選手権で2位に終わり、ヨーロッパに戻ったあとも会う人が口々になにがあったのかと心配された。でも自宅近くに走りに来たオランダナショナルチームと合流するなど、クヨクヨすることなく再スタートが切れた」という。
ツール・ド・ロード初日の個人タイムトライアルではルンクスコッグが4位と絶好の位置につけた。アシスト役の沖はチームが主導権を握れるように、連日積極果敢な走りを見せてくれるはずだ。
《編集部》
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