第28回アジア自転車競技選手権大会は4月13日にトラック種目を終え、15日からロード種目が開始された。北京五輪枠に関わるエリート女子ロードレースで、3大会連続の五輪出場を目指す沖美穂(34=JPCA・ワナビー)がその意気込みを語った。
今大会のコースとなった、奈良県北東部に位置する布目ダム周回コースはアップダウンやコーナーが多い。また、集団からアタックをかけた選手が、すぐに急カーブに隠れてしまうため逃げが決まりやすいという特徴を持つ。しかし、このコースは沖にとっては得意とするコースだ。
沖は登りもスプリントも走れるオールランダーと定評がある。なかでも今回のコースのような距離がそれほど長くない登りは沖が最も得意とするところ。海外レースでは今大会のコース以上に厳しいコースで、アタックをかける選手を追撃するという経験を何度もしてきた。
沖は「不安になる要素は一つもない。勝つことだけを考えているし、それだけのことをしてきた。北京五輪代表枠は必ず獲得する」とレースに対する自信を語った。
エリート女子ロードレースは4月16日、久々に日本のレースに出場する沖の活躍に期待したい。(岡田由佳子)
《編集部》
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