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明治神宮外苑で学生クリテリウム大会が開催される

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 2月4日に東京の明治神宮外苑で、学生自転車クリテリウム大会が開催された。同大会は、日本学生自転車競技連盟の創立70周年を記念して行われた自転車ロードレース大会。都心部で行われる数少ないレースのひとつとして、東京都が進めている2016年夏のオリンピック招致に
  •  2月4日に東京の明治神宮外苑で、学生自転車クリテリウム大会が開催された。同大会は、日本学生自転車競技連盟の創立70周年を記念して行われた自転車ロードレース大会。都心部で行われる数少ないレースのひとつとして、東京都が進めている2016年夏のオリンピック招致に
 2月4日に東京の明治神宮外苑で、学生自転車クリテリウム大会が開催された。同大会は、日本学生自転車競技連盟の創立70周年を記念して行われた自転車ロードレース大会。都心部で行われる数少ないレースのひとつとして、東京都が進めている2016年夏のオリンピック招致にとっても重要な意味を持ち、開催の意義が大きかった。

 設置したカラーコーンを吹き飛ばすほどの北風が吹いた明治神宮外苑。
レース前のイベントは歴代オリンピック選手や元学生選手らと子供たちによるパレード走行だった。パレード前の挨拶はレーサージャージに身を包んだ橋本聖子参議院議員。日本大学OBで東京五輪選手の大宮氏の号砲で出発した橋本聖子議員、早稲田OB 豊岡弘選手らがともに一周1.5kmのコースを2周した。

最初の種目は女子クリテリウム。今回の大会は男子A以外全てポイントレース制で、2周ごとに1着に3点、2着に2点、3着に1点が加えられる。最終周回には1位に20点、2位に15点など、特別ポイントが与えられその合計得点で競う。
12周18kmの女子は10人が出走。4周目からペースがあがりはじめ、6周目より絵画館から青山方向への強烈な北風で遅れる選手が出てくる。レース展開と勝敗は別で、30ポイントを稼いだ中京大の和田見里美が優勝。2位は明治の石井寛子が20点。3位は順天堂の小渕千恵が16点で入った。10出走者中8人が完走。

男子カテゴリーは実力別に4カテゴリー(D:12周18km、C:14周21km、B:14周21km、A:16周24km)に分けられる。依然として風が強い中、D-C-B-Aの順で出走。
Aカテゴリーはポイントレース制ではなく、着順で勝敗を決するレースで、各校2名ずつと決められており上位になった大学名での表彰もあるというプレステージ性の高いものとなった。

19人出走で7人がタイムアウトとなる厳しいレースとなったカテゴリーDでは早稲田大学の工藤薫が優勝。比較的安定したレースとなったカテゴリーCでは法政大学の遠藤邦明が勝利。カテゴリーBでは28人出走で10人がタイムアウトに合うという最初から速い展開のなか、日大勢の追い込みをかわし法政大学の湯浅大輔が勝利。

カテゴリーAは日本、明治、鹿屋体育、早稲田、慶応、順天堂、東京、中央、明星、立教、中京の11大学から22人が出走。カテゴリーBで勝った湯浅大輔の弟・明治大学の湯浅徹が走る。そのライバルとして同学年の鹿屋体育大学の角玲於奈も出走。法政の島田真琴や中央大学の渡辺将大など注目の選手も参戦した。選手が集団から次々と切れていく激しい展開のなか角と湯浅は余裕のある表情。彼らは一昨年のインターハイ千葉大会においてトラック中距離種目で優勝しており、昨年の兵庫国体ではやはり二人とも中距離で勝っている。最終周回で湯浅徹がアタックをかけ、高々と手を上げ余裕でゴールラインを通過。カテゴリーBでの法政大学の湯浅大輔とは兄弟での優勝となる。角玲於奈が2位、3位に島田真琴が入った。


●学校対抗
1.明治大学 2.鹿屋体育大学 3.法政大学 4.早稲田大学 5.日本大学 6.中央大学 7.中京大学

●女子クリテリウム(18km)
1.和田見里美(中京大学) 2.石井寛子(明治大学) 3.小淵千恵(順天堂大学) 4.岡希美(法政大学) 5.宮崎杏菜(鹿屋体育大学) 6.井上玲美(法政大学)

●男子大学生A(24km)
1.湯浅徹(明治大学) 2.角令央奈(鹿屋体育大学) 3.島田真琴(法政大学) 4.松田究(早稲田大学) 5.大庭伸也(日本大学) 6.渡辺将大(中央大学)

●男子大学生B(21km)
1.湯浅大輔(法政大学) 2.我妻敏(日本大学) 3.兼平純(日本大学) 4.根本哲吏(明治大学) 5.土屋壮登(順天堂大学) 6.鬼塚智裕(中央大学)

●男子大学生C(21km)
1.遠藤邦明(法政大学) 2.下沖功児(慶應義塾大学) 3.阿部力也(日本大学) 4.鈴木信啓(明治大学) 5.渡辺大輔(日本大学) 6.川本陛聡(中央大学)

●男子大学生D(18km)
1.工藤薫(早稲田大学) 2.大谷雄貴(東海大学) 3.岡林秀樹(信州大学) 4.坂田裕希(東京大学) 5.岡本光由(早稲田大学) 6.金子泰久(日本大学)
《編集部》
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