06ツールのランディス不正薬物問題が最終局面に | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

06ツールのランディス不正薬物問題が最終局面に

スポーツ 短信
 06年のツール・ド・フランス期間中に禁止薬物テストステロンを使用した事実が明るみになったフロイド・ランディス(31=アメリカ)だが、2月8日にフランス・アンチドーピング機構への出頭を命じられたとフランスのルモンド紙が報じた。これにより、6カ月という調査期間もいよいよ最終局面を迎えた。ランディスはレース後に採取された検体を分析したシャトネ・マラブリ研究所のミスだと主張しているが、故意にドーピングしたという判断がされれば、総合優勝の剥奪と2年間の出場停止という厳しい裁定が下る。

 06年7月1日から23日まで行われた自転車ロードレースのツール・ド・フランスで、初の総合優勝を達成したランディスが禁止薬物使用検査で陽性を示したと、レース終了の4日後に明らかになった。陽性となったのは第17ステージ終了後にランディスから採取されたもの。使用されたのは興奮剤の一種であるテストステロン。
 ランディスはアルプスで行われた3区間のうち、第15ステージで首位に躍り出たが、翌16ステージで10分以上遅れて首位を陥落。ところが第17ステージでは130kmを独走し、再び首位が狙える位置まで浮上。最終日前日の逆転につなげた。
《編集部》
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