
国際卓球連盟(ITTF)は22日、2026年第26週の世界ランキングを発表した。今シーズンも中盤に差し掛かった中、中国勢に続く選手層を誇る日本女子は、ハイレベルな上位争いを続けている。
◆「今年は殻を破る1年」張本美和、17歳のエースが中国撃破で有言実行 3度目の正直で成し遂げた初優勝【WTTチャンピオンズ重慶】
■18歳が全日本4冠から飛躍
2026年シーズンも折り返しを迎えた中、多くの世界ランキング上位者を擁する日本女子は熾烈な争いを繰り広げている。
選手としての格を上げたのが張本美和(木下グループ)だ。今年は全日本選手権でシングルス初優勝を果たし、史上初の4冠も達成。5月の世界卓球団体戦でもエースとして銀メダル獲得に貢献するなど、日本女子の中心選手としての立場を確立した。
張本美は3月の「WTTチャンピオンズ重慶」で同大会初優勝を飾ると、世界卓球後の第20週には自己最高位となる世界ランキング3位に浮上。現在は4位につけている。孫穎莎、王曼昱という中国のトップ2に対し、18歳を迎えた張本美がどのように対抗できるかは2026年後半のポイントとなる。
激しいトップ10争いを繰り広げているのが早田ひな(日本生命)と大藤沙月(ミキハウス)の2人。日本のエースとして君臨してきた早田は、パリ五輪後にケガによる離脱もあり、世界ランキングもトップ10圏外に落ちるなど苦しい時期を経験した。それでも直近の「WTTコンテンダーリュブリャナ」で単複2冠を達成し、5週ぶりにトップ10へ返り咲いた。日本のサウスポーエースが再び上昇気流に乗れるかは注目となる。
また、2024年後半に日本女子の新星として頭角を現した大藤は、ライバルからの対策にも遭うなど、25年後半には苦しい時期も経験した。しかし、今季はここまでWTTシリーズで計4勝を挙げるなど好調を維持しており、世界ランキングでも早田と争う構図が続いている。この2選手による争いの行方も今季後半のポイントとなる。
■橋本&伊藤ら実力者が控える
さらに、世界卓球決勝の中国戦でサウスポーの蒯曼を下すなど銀メダル獲得に貢献した橋本帆乃香(デンソー)が13位、五輪2大会で計4個のメダルを獲得してきた伊藤美誠(スターツ)が15位、アジア選手権の選考会を制した長﨑美柚(木下グループ)が17位と、トップ10圏外にも世界上位を狙える実力者が控える。この争いから抜け出す選手が現れるかも今後の焦点となってくる。
なお、今月上旬には2028年ロサンゼルス五輪に向けた選考基準も発表されており、同年1月3日に発表予定の世界ランキングで日本人上位2名にシングルスの出場権が与えられる。五輪に向けて世界ランキングが持つ重みはさらに大きなものとなってくる。
自身初のトップ3入りを経験した張本美を中心に、激しい上位争いを繰り広げる日本女子。2026年も後半戦に入る中、現在の勢力図がどのように変化していくのか。その動向に注目が集まる。
■日本女子選手の世界ランキング推移
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