【RIZIN】朝倉未来は“史上最強の相手”を倒し新王者となれるのか、その勝ち筋とは？　シェイドゥラエフ戦の勝敗予想まとめ

格闘技イベント「RIZIN 師走の超強者祭り」は31日、さいたまスーパーアリーナにて開催する。大晦日大会のメインを飾るのはフェザー級タイトルマッチ「ラジャブアリ・シェイドゥラエフ vs. 朝倉未来」。大注目の一戦を格闘家ら有識者はどう見ているのか。勝敗予想をまとめた。

■不利予想も、朝倉未来に勝機あり

勝敗予想は下馬評通り、戦績15戦全勝全フィニッシュの現王者シェイドゥラエフの勝利予想が圧倒的だった。

「朝倉未来の勝利」を予想したのは、確認した限りでは、総合格闘家の桜庭大世のみ。理由は「RIZINを一番盛り上げた選手。何かを持っていて最後バチッと決めてくれそうな気がする」と応援を込めての予想だった。

一方、総合格闘家の堀口恭司、平本蓮、青木真也らはシェイドゥラエフの勝利を予想。圧倒的な強さを誇る25歳王者の勝利を有力視する声は根強く、朝倉の“勝ち筋”に注目が集まっている。

同大会でフライ級タイトルマッチに臨む扇久保博正は「シェイドゥラエフは打撃を受けたときの下がり方に付け入る隙がある」と王者の“弱点”を指摘。分析することを勧めた。

シェイドゥラエフの2ラウンドKO勝ち予想の征矢貴も「シェイドゥラエフは過去にダウンした場面もある。打ち気になったときはカウンターが入るチャンスはある」と打撃戦に持ち込めば勝機があるとした。

また、JTT所属の白川陸斗は「朝倉未来は大晦日に4回出て4回とも勝っている。（今回）5大会目も何かやってくれるでしょ。（少ない可能性）2割3割を持ってこれる人」と朝倉の可能性に期待を寄せた。

朝倉はこれまでに2020年の斎藤裕、2023年7月のヴガール・ケラモフ（アゼルバイジャン）と2度タイトルマッチに挑戦しており、今回は3度目となる。

今年5月に現役復帰して元王者の鈴木千裕、クレベル・コイケを撃破。実力で王座挑戦権を掴み取った。33歳の朝倉は「最後のタイトル挑戦」になることも示唆しており、これまでのキャリアの“集大成”と位置づけられる試合になるだろう。

格闘家らはシェイドゥラエフ有利と予想する声が多いが、朝倉を応援する声や、桜庭や白川のように「何かを起こしてくれるのでは」と期待する声も数多く上がっている。

朝倉は下馬評を覆しキャリア最大の大金星を挙げることができるのか。大注目の一戦となる。

▼朝倉未来の勝利

桜庭大世

▼シェイドゥラエフの勝利

堀口恭司、平本蓮、川尻達也、長南亮、青木真也、牛久絢太郎、扇久保博正、井上直樹、前田日明、征矢貴、宇佐美正パトリック、矢地祐介、ジョビン、大沢ケンジ、ストラッサー一起、石渡伸太郎、ケラモフ