
第70回有馬記念(28日/GI、中山芝2500m)には、昨年のリベンジを期すダノンデサイル、連覇を狙うレガレイラ、皐月賞馬のミュージアムマイルなどが出走予定。
本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「ミュージアムマイル」を取り上げる。
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■ミュージアムマイル
同期のマスカレードボールが天皇賞・秋を勝ち、ジャパンカップでも今年の世界ランキング1位であるカランダガンと壮絶な叩き合いを演じてみせたのだから相対的に本馬の評価が上がるのも頷ける。そのマスカレードボールに皐月賞では完勝しているのだから当然だろう。
とはいえ、本馬は距離延長を避けてきた。2歳時には2000メートルの黄菊賞を完勝したにもかからわず、なぜホープフルSではなく1600メートルの朝日杯FSに矛先を向けてきたのか。この秋にしても、王道のクラシックロード3000メートルの菊花賞ではなく2000メートルの天皇賞・秋へのエントリー。
当初予定のひとつであった香港カップは天皇賞・秋の激闘により辞退、様子を見て慎重に判断するといった姿勢の中から有馬記念に出走。少なくとも距離が延びて良いタイプではないのは確かだが、少し前までの有馬記念とは違い、現代ではスピードをも求められるようになった暮れのグランプリ、陣営の判断はむしろ強気に映る。
ミュージアムマイル調教動画
1週前には長めから追われ、6ハロン78秒5-11秒4の猛時計。自己ベストを叩き出すスタミナ強化のメニューを取り入れ、不安は払拭された。無駄のない作りで仕上がりに抜かりなしとくれば、世代交代も十分。
総合評価「A」
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