
米メディア『ジ・アスレチック』は24日(日本時間25日)、今オフのMLB各球団の動向を評価。ドジャースを最上位にあたる「ティア1」に分類した。救援投手史上最高年俸でのエドウィン・ディアス投手獲得は、3連覇を狙う球団の明確な意思表示と言える。
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■年内最後の動きは……
『ジ・アスレチック』は同日、「MLBオフシーズンの球団別分析:補強に動くチーム、再建を目指すチーム、現状維持を目指すチームは?」と題した記事を公開。ここまでのドジャースについて「多くを失わず、必要な部分にだけ手を入れた」と評価し「ティア1:積極補強中」に分類した。
同記事では、今オフのドジャースについて「彼らは、それほど多くの動きをしているわけではない。しかし同時に、フリーエージェントで失った戦力も多くはない。しかも、その一部は『戦力の入れ替え』という意味ではプラスと捉えることもできる。ワールドシリーズ制覇時のロースターの大部分を維持したまま、救援投手として史上最高額の契約でエドウィン・ディアスを獲得した。近年続けてきた、積極的かつ高額な補強路線を継続している」と分析。無駄遣いをせず、的確な戦力強化を成功させる手腕に舌を巻いた。
また、同じ強豪球団でもメッツやレッドソックスは「ティア2:大胆に入れ替え中」、マリナーズやタイガースを「ティア4:基本は現状維持」、ヤンキースは大型アクションの可能性を残す「ティア5:静観中」に分類された。近年の契約はスローペースで、キャンプ直前まで大物FA選手が残るケースも少なくない。年の瀬が迫る中、各球団は年内最後の動きを見せるのか。
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