
今オフのメジャーリーグの移籍市場は、大物選手の新天地が次々と決まり活発化している。そんな中、2025年にワールドシリーズへ進出したブルージェイズの補強戦略にも注目が集まっている。
現地メディア『ブルージェイズ・ネーション』は、23日(日本時間24日)、「ブルージェイズはアメリカン・リーグ東地区の強豪に追いつくため、今オフも積極的な補強が必要だ」と題した記事を公開。今後のチームの動きについて予測している。
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■獲得レースをリードする大物外野手
2025年シーズン、ブルージェイズはドジャースに3勝4敗で敗れ世界一を逃したものの、32年ぶりにワールドシリーズ進出を果たし、次なるステップに向けた動きが注視されている。
中でも焦点となるのが、FA市場の目玉となる選手の動向である。カブスからフリーエージェントとなったカイル・タッカー外野手の獲得レースでは、ドジャース、ヤンキース、メッツといった有力球団が名を連ねる中、ブルージェイズが最有力候補と報じられてきた。
記事では、「タッカーはダニーデンの選手育成施設を訪問していた」と伝えており、ブルージェイズが依然として有力な移籍先であることが示唆されている。
一方で、懸念材料として挙げられているのが、同じくFAとなっているボー・ビシェット内野手の去就問題。「専門家の多くは、ブルージェイズがタッカーとビシェットの両方を獲得できるだけの資金力を持ち合わせているとは見ていない」と指摘している。
ビシェットは再契約にも前向きな姿勢を見せているとされるが、「球団が両選手のどちらに重点を置くのか、今後の動きは興味深い」として、タッカーとビシェットのいずれを優先するのかが今オフの焦点だと見ている。
日々動きが激しい移籍市場の中、ブルージェイズがどのような判断を下すのか。今後の補強戦略に注目が集まる。
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