
最強左腕タリク・スクーバル投手(タイガース)のトレード話が、現実味を増してきた。米メディアによると、10日(日本時間11日)に閉幕したウインターミーティング(WM)中、タイガースが複数球団と交渉していたことが判明。さらにチームとして、トレード先に求めている内容も明らかになった。ドジャースが移籍先の有力候補として取り沙汰されているが、果たして世紀の大トレードは実現するのか、注目を集めている。
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■米記者「実現する可能性が高い」
数日前までは噂話に過ぎなかったスクーバルのトレード。しかし、米スポーツ専門局『ESPN』のホルヘ・カスティーヨ記者が、WM期間中に耳にした最も驚いた話として、スクーバルのトレードを挙げ、「実現する可能性が高い」と伝えるなど現実味が増してきた。
局面が変わりつつある中、ドジャース専門番組のレポーターや司会を務めるデビッド・ヴァセイ氏が、タイガース側の要求に言及。
「WMの会場で関係者に話を聞いたところ、タイガースとしては、パドレスがフアン・ソト外野手獲得のためにナショナルズへ差し出したパッケージ、それに匹敵する見返りを求めているようだ。彼らはそれに匹敵するレベルの対価を望んでいる」と伝えた。
さらに「もしスクーバルをトレードするなら、デトロイトのファンに対して説明がつく内容でなければならない。つまり、『チーム最高の投手を、単なる若手有望株以上の対価と引き換えに放出した』と胸を張って言える必要がある。そしてドジャースには、そうした条件を満たす選手を送り込むだけの戦力がある」と続けた。
■グラスノー、シーハンが交換要員
パドレスは2022年夏、ナショナルズからソトとジョシュ・ベル内野手を獲得。代わりにマッケンジー・ゴア投手、ハーリン・スサナ投手、ルーク・ボイト内野手、C.J.エイブラムス内野手、ロバート・ハッセル3世外野手、ジェームズ・ウッド外野手を交換要員として送り出した。
この大型トレードをドジャースに当てはめた場合、交換要員はどうなるか。米地元メディア『ドジャー・ブルー』は、「ドジャースが絡むトレード案で名前が挙がっているのは、タイラー・グラスノー投手とエメット・シーハン投手。彼らがトレードのメインピースになると見られている。そこに、少なくとも2人の若手有望株が加わる可能性が高い」と指摘。候補としては、ホセ・デ・パウラ外野手、ザイア・ホープ外野手、エドゥアルド・キンテロ外野手らを挙げた。
22年の大型トレードの再現なるか。スクーバルのドジャース移籍報道が過熱している。
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