
卓球の「WTTファイナルズ香港2025」は11日、女子シングルス1回戦が行われ、世界ランキング10位の早田ひな(日本生命)は、同4位の蒯曼(中国)と対戦する。
今シーズンは怪我と向き合いながら戦ってきた日本のサウスポーエースだが、シーズン終盤に調子を上げてファイナルズへ。中国の若き実力者との注目の一戦を迎える。
◆【速報】大藤沙月がカットマン・橋本帆乃香を圧倒 注目の日本人対決を“4-0ストレート勝ち”で制し準々決勝進出【WTTファイナルズ香港】
■苦難経験も再びトップ10圏内へ
早田は昨夏のパリ五輪で左腕を負傷し、一時は世界ランキングがトップ10圏外に後退するなど苦しい時期を経験。しかし、負傷と向き合いながら徐々にバックハンドの強打が戻り、「WTTチャンピオンズ・フランクフルト」では伊藤美誠(スターツ)や張本美和(木下グループ)との日本勢対決を制して同大会で初優勝。再びトップ10に返り咲き、今大会に臨んでいる。
一方の蒯曼は今季急成長を遂げた21歳の新星。中国トップ層では貴重な左利き選手で、両ハンドから繰り出す粘り強いラリーや多彩なサービス、ツッツキなど、卓越した台上技術を武器に存在感を高めてきた。
両者は今年10月のアジア選手権(団体戦)決勝で対戦。早田が第1ゲームを奪ったものの、その後は蒯曼が3ゲーム連取で逆転勝ちを収めている。楽な相手ではないが、早田はその後、着実に調子を上げており、今回のファイナルズでも屈指の好カードとなりそうだ。
なお、この試合の勝者は、同日に橋本帆乃香(デンソーポラリス)をストレートで下した大藤沙月(ミキハウス)と準々決勝で対戦する予定。日本勢同士の対決が実現するかにも注目が集まる。
復活を印象付けている早田が、成長著しい蒯曼とのサウスポー対決を制してベスト8へ進出できるか。注目の一戦が幕を開ける。
◆【速報】サウスポー・長﨑美柚が伊藤美誠にフルゲームで大逆転 激闘を制し準々決勝進出 世界女王と対戦の可能性【WTTファイナルズ香港】
◆【速報】大藤沙月がカットマン・橋本帆乃香を圧倒 注目の日本人対決を“4-0ストレート勝ち”で制し準々決勝進出【WTTファイナルズ香港】
◆松島輝空とフルゲーム激闘の世界1位・王楚欽は「敗北寸前だった」 王者が認めた18歳のポテンシャル「前半は何もできなかった」【WTTファイナルズ香港】



