
米スポーツメディア『The Athletic』は10日(日本時間11日)、「ドジャースは次に何をするのか? 今、耳にしていること」と題して記事を公開。チームは前日に剛腕クローザー、エドウィン・ディアス投手を獲得し、周囲を驚かせた。次なる一手にも注目が集まっている。
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■「ロースターに空きを作る可能性」
守護神候補としてディアスを獲得したドジャース。懸案の1つを解決し、次の一手に注目が集まる中、『The Athletic』はテオスカー・ヘルナンデス外野手のトレードに言及した。
同メディアは「ドジャースは、T・ヘルナンデスのトレードについて検討を続けている。そして、ロイヤルズは打撃重視の外野手を以前から求めており、ヘルナンデスに興味を示している」という球界関係者の話を伝えた。
T・ヘルナンデスは右の大砲という魅力がある反面、今季は拙守を露呈。そのため、同メディアは「守備力が低下したヘルナンデスをトレードに出し、ロースターに空きを作る可能性がある」と指摘した。
■GM「絶対にないとは言えない」
ただ、デーブ・ロバーツ監督は先日、急浮上しているトレード話について「テオは間違いなくチームにフィットしている。彼は我々に2度のワールドシリーズ優勝をもたらしてくれた。(来季は)左翼に戻る可能性はあるが、現時点では彼は私たちの右翼手だ」と強調し、噂を一蹴した。
一方、ブランドン・ゴームズGMは「もちろん、そういった類(トレード)について“絶対にない”とは言えないが……。少なくとも現時点では予想していない」と話し、完全否定にまでは至らなかった。
T・ヘルナンデスは、今季134試合に出場して打率.247、25本塁打、89打点をマーク。ポストシーズンでは5本塁打を放ち、世界一連覇に貢献した。守備でのマイナス面をドジャースがどう判断するのか。ロイヤルズという球団名が浮上し、トレード話が加速する可能性も捨て切れない。
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