【MLB】ローテ一角&主軸からトッププロスペクトまで…大型補強の噂絶えないドジャース 3連覇へ「それ相応の対価」を支払う可能性 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】ローテ一角&主軸からトッププロスペクトまで…大型補強の噂絶えないドジャース 3連覇へ「それ相応の対価」を支払う可能性

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【MLB】ローテ一角&主軸からトッププロスペクトまで…大型補強の噂絶えないドジャース 3連覇へ「それ相応の対価」を支払う可能性
  • 【MLB】ローテ一角&主軸からトッププロスペクトまで…大型補強の噂絶えないドジャース 3連覇へ「それ相応の対価」を支払う可能性

2025年シーズン、ワールドシリーズでの壮絶な戦いを制して2連覇を達成したロサンゼルス・ドジャース。1998年~2000年ヤンキース以来となる3連覇を目指し、オフシーズンには戦力強化に乗り出すことが予想される。FA選手獲得の他、大型選手のトレードの話題も多く語られているが、ドジャース側の交換要員として挙げられるのは一体どのような選手だろうか。

現地で数多く噂が上がっているドジャースの選手達をチェックしてみよう。

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■ローテーション投手を用いての大型トレード

今季ローテーションを支えた2投手に関してはトレードの噂が絶えない。まずはトミー・ジョン手術から復帰し今季12先発したエメット・シーハン投手だ。空振り率の高いスライダーを武器に、先発、第二先発的な立ち位置に加えポストシーズンではブルペン待機するなど投手陣を支え、クレイトン・カーショー投手引退後の来シーズンには正式にローテーション入りも考えられる25歳の若き右腕。通常では考えにくいが、タイガースのサイ・ヤング賞左腕タリク・スクーバル投手など実績のある大型投手をトレード獲得するのであれば、パッケージに含んでもおかしくないと現地では報道されているのだ。

そして、最も大きなサプライズだったのがタイラー・グラスノー投手の放出可能性。シーハン同様、スクーバル獲得のためのトレードパッケージにグラスノーが含まれているもの。これは、グラスノーの契約にトレード拒否権が付帯していないことから流れた説だ。5年総額1億3650万ドルを結び、今季も18試合に先発し4勝をあげた他、ポストシーズンでもフル稼働したローテの一角を担う投手のトレード可能性は決して高くはないと思われるが、怪我での離脱が多いグラスノーを放出してスクーバルを獲得する流れは、3連覇を狙うチームにとって考えられない話ではないかもしれない。

■トッププロスペクトや原石もパッケージに?

スクーバルのような投手や、補強ポイントとなる外野の大型選手獲得にあたっては、ドジャースが保有しているプロスペクト選手もパッケージに含まれると予想されている。

その筆頭とされているのが、チーム内No.2のプロスペクトであるザイア・ホープ外野手だ。今季初の2A昇格を果たしたホープは、6試合出場ながら打率.316、OPS.771と非凡な数字を残しており、来シーズン大きな飛躍が期待される20歳の有望株。大型選手を出して、再建を図るチームにとってみれば非常に魅力的な選手と言えるだろう。その他、チーム内No.1のプロスペクトであるホスエ・デポーラ外野手、エドゥアルド・キンテロ外野手、アレックス・フリーランド内野手、マイク・シロタ外野手などチーム内のプロスペクトたちのトレード候補として噂があがっているが、ドジャースが若手放出に対してどこまでリスクを取るかにも注目が集まる。

さらに、単独での放出では考えにくいかもしれないがパッケージに含まれれば魅力的な存在なのがリバー・ライアン投手、ギャビン・ストーン投手といった今季未登板だった“原石”だろう。両投手ともに、2026年シーズンは復活できる見込みとなっているが、現状の先発投手陣に割り込めるかどうかは非常に微妙な立ち位置。ドジャースが獲得を目指している大型外野手や、マックス・マンシー内野手の後釜とのトレード要員に含まれれば魅力的な内容になるだろう。

■出場機会の少ないユーティリティー韓国人野手も放出可能性

今季加入後、3Aでシーズンをスタートさせたものの、チーム3位の13盗塁を記録するなどユーティリティーとしてチーム支えたキム・ヘソン内野手も補強選手次第ではトレード候補となるかもしれない。複数ポジションを守れるユーティリティー性に加え、コンタクト時には強い打球を放てる打撃能力は他チームにとっても魅力的。さらに、3年総額1250万ドルと比較的リーズナブルな契約であることに加え、28年・29年はクラブオプションが付帯しているため、保有期間が長いことも候補となる要因となっているようだ。

今季134試合に出場、打率.247、本塁打25、打点89、OPS.738と24年シーズンほどの活躍ではなかったものの、ポストシーズンで5本塁打を放つなど勝負強い打撃で印象に残るプレイも多かったテオスカー・ヘルナンデス外野手も、チーム最大の課題とされる外野手補強の動きの中でトレードの候補となっているようだ。

一番の懸念点は致命的な失点にも繋がりかねない守備力の低さ。指名打者であれば守備の心配はないが、ドジャースでは大谷翔平投手がいるため、そういった起用も難しい。そのため、守備面は度外視し、指名打者としてヘルナンデスを起用したいチームとのトレードなら考えられなくもないが、年齢によるパフォーマンスの低下も見られていることから、トレードが成立する可能性は極めて低いだろう。

あくまでも現地記者達による噂ベースでの話がほとんどだが、補強ポイントとされているブルペンと外野手をトレードで獲得するためには、ドジャース側もそれ相応の対価を支払わなくてはならないことが予想される。3連覇に向けてドジャースがどのようなカードを切ってくるのか、注目が集まる。

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