
総合格闘家でUFC5位の平良達郎が6日(日本時間7日)、米国・ラスベガスのT-モバイルアリーナで『UFC323』に出場。メインカードで同級2位で元王者のブランドン・モレノ(メキシコ)と対戦する。
同大会では王者アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)と挑戦者ジョシュア・ヴァン(ミャンマー)による同級タイトルマッチも開催される。“次期挑戦者決定戦”と目される一戦を海外のブックメーカーはどう見ているのか。
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■平良達郎の勝利が有利と予想
大手ブックメーカー「Bet365」は、平良勝利に「1.80」、モレノ勝利に「2.00」のオッズを設定。1万円を賭けた場合、計算上は、平良勝利が当たると1.8万円に、モレノ勝利が当たれば2万円になる。試合は拮抗ながら平良がわずかに有利との見解が示された。
ラウンドごとのベットでも、平良が全ラウンドで元王者を僅差で上回った。平良の1ラウンド決着が「10.00」、2ラウンド決着が「13.00」、3ラウンド決着が「21.00」と早いラウンドほどフィニッシュ確率が高いと予想。モレノも同様に1ラウンド決着が「11.00」、2ラウンドが「15.00」、3ラウンドが「23.00」となっら。また、判定決着の場合も平良勝利が「2.40」、モレノ勝利が「2.60」と平良有利は変わらない。
■人気の元王者を制してタイトル挑戦なるか
しかし、KO決着ではモレノに軍配。モレノのKO勝ちに「8.50」のオッズが付いたのに対し、平良は「15.00」となっている。一方で、一本勝ち予想では平良が「7.00」と「13.00」のモレノを圧倒。判定決着が最有力ながら、早いラウンドで平良が組技で、モレノが打撃でフィニッシュする可能性もありえる。
25歳の平良は戦績17勝(5KO、8SUB)1敗。2024年10月のブランドン・ロイバル戦で自身初黒星を喫したが、前回8月のパク・ヒョンソン戦ではさらに磨きをかけた総合力を発揮。圧巻のパフォーマンスを見せ、元王者とのトップコンテンダー対決が決まった。
対するモレノは31歳で戦績23勝(5KO、11SUB)8敗。寝技、打撃ともできるオールラウンダーだ。公式データでは身長、リーチ、レッグリーチともに平良と同じで、高身長に加えて長いリーチを武器とする。モレノは2021年にメキシコ人で初のUFC王者に輝くと、翌年に王座陥落。しかし同年に王座に返り咲きを果たした、UFCフライ級の人気選手だ。
平良はオッズ通りに元UFC王者とのトップコンテンダー対決を制することができるか。注目の一戦となる。
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