
マイルCSは過去10年、1人気が制したのはグランアレグリアが2020・21年連覇を達成した2回のみ。近3年は馬券外に敗れ、昨年は4→7→10人気決着で3連単は12万8450円を記録した。
単勝オッズ1桁台が9勝と上位人気の一角がアタマになるが、単勝オッズ10倍以上は1着1回2着2回3着7回。いわゆるヒモ荒れの傾向にある。
本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに穴馬候補をピックアップ。ここでは「オフトレイル」を取り上げる。
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■オフトレイル
東京芝1600m=京都芝1600mが直結しないのは周知のとおり。昨年のマイルCSはバルサムノートが前半3F33秒8でかっ飛ばしたので例外として、今年の安田記念と2023年のマイルCSのラップを比較すると
2025年安田記念(1:32.7)12.5-11.3-11.2-11.7-11.7-11.2-11.3-11.8
2023年マイルCS(1:32.5)12.5-10.5-11.3-12.2-11.7-11.6-11.5-11.2
終始速いラップを持続する安田記念に対し、坂の上りが始まる3角手前で11秒3-12秒7と一旦ペースが緩むのがマイルCS。マイルCSではこのストップ・アンド・ゴーがある特有なマイル戦ゆえ、京都巧者が台頭しやすい状況だ。
そこで浮上するのが同馬。東京では毎日王冠12着、東京新聞杯8着と見せ場は作れないが、京都に限れば前走・スワンS1着を含む【3.3.1.0】。福島・ラジオNIKKEI賞もストップ・アンド・ゴーのラップで差し切りVを決めており、マイルCSの舞台は合う。近走で大きく崩れているのは府中マイルと芝1200mのみ。京都芝の重賞に限れば過去9鞍騎乗で4勝2着2回の鞍上・菅原明良も隠れ京都巧者であり、人馬共に一発の気配が漂う。
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