
MLB公式サイトは14日(日本時間15日)、フリーエージェント(FA)市場を巡る特集記事を掲載。FAになったものの、今季所属していた球団と再契約しそうな選手を取り上げた。ワールドシリーズ(WS)連覇を成し遂げたドジャースについては、ミゲル・ロハス内野手の名前を挙げた。
◆WSでも存在感発揮のキケやロハスはどうなる? オフにドジャースからFAとなった主要7選手まとめ・展望予想
■クラブハウスに欠かせない存在
MLB公式サイトは「各チームが再契約する可能性のあるFA選手(1人)」と題して、記事を公開した。
同サイトは冒頭、「今後は新天地に移籍するFA選手たちの話題で持ちきりになるだろう。しかし、現在FA市場にいる選手たちの中には、結果的に古巣と再契約することになる者も少なくないかもしれない」と説明。そして、FAになった選手たちの中で、再契約の可能性が高い1人を各チームそれぞれ予想した。
王者ドジャースに関しては、ロハスの名前を挙げた。「ロハスはドジャースのクラブハウスにおいて、欠かせないベテラン選手だ。それに、2025年で最も重要な本塁打(WS第7戦の9回表、1点ビハインドから放った同点弾)を打った選手でもある。このベテラン内野手はロサンゼルスに戻ることを希望しており、10月(ポストシーズン)に見せた活躍を考えれば、ドジャースが彼と再契約をすることは、何ら驚くことではないだろう」と主張した。
■来季限りでの現役引退を表明
36歳のロハスは、内野ならどこでも守れるユーティリティー性を備えており、チームが苦しい時に頼れる存在。すでに来季限りでの現役引退を表明しており、最後の舞台がドジャースなのか他球団なのか、注目が集まっている。
ドジャースからは今オフ、ロハスのほかに“キケ”ことエンリケ・ヘルナンデス内野手、マイケル・コンフォート外野手、マイケル・コペック投手、カービー・イエーツ投手、クレイトン・カーショー投手(引退)らがFAとなっている。
ロハスはWS第7戦で同点アーチを放った後、ベンチで大谷翔平投手から「ミギー、引退はダメだ。あと10年一緒にやろう」と声をかけられたことを明かしていた。果たして再契約に至り、現役ラストイヤーをドジャーブルーのユニフォームで過ごすことになるのか。人気者“キケ”の動向とともに気になるところだ。
◆FAタッカーはブルージェイズが有力……米記者が言及 ドジャースにとっては「必須ではなく、いたらうれしい選手」という指摘も



