【MLB】身売り検討のパドレス、負債は「3億ドル」 返済へ現実味を増すタティスJr.のトレード……外野陣が手薄なドジャースは乗り出すか | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】身売り検討のパドレス、負債は「3億ドル」 返済へ現実味を増すタティスJr.のトレード……外野陣が手薄なドジャースは乗り出すか

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【MLB】身売り検討のパドレス、負債は「3億ドル」 返済へ現実味を増すタティスJr.のトレード……外野陣が手薄なドジャースは乗り出すか
  • 【MLB】身売り検討のパドレス、負債は「3億ドル」 返済へ現実味を増すタティスJr.のトレード……外野陣が手薄なドジャースは乗り出すか

パドレスは13日(日本時間14日)、球団売却の可能性について検討を始めると発表した。ジョン・サイドラー会長は「フランチャイズの長期的な成功基盤を築くため、誠実さとプロ意識を持ってこのプロセスに取り組んでいきます」とコメントした。パドレスにはダルビッシュ有投手、松井裕樹投手が所属しているほか、多くのスター選手が在籍しており、彼らの去就にも注目が集まっている。

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■前オーナーの死去から2年

米ネバダ州ラスベガスで開催されているGM会議。その最終日に大きなニュースが飛び込んできた。

パドレスは同日、ジョン・サイドラー会長の「パドレスの将来を評価するプロセスを開始することを決定しました。その中には球団売却の可能性も含まれています。球団の長期的な成功基盤を築けるよう、誠実かつプロフェッショナルに進めていきます」という声明を発表。身売りに踏み込み、球界を驚かせた。

ドジャースの同地区ライバルとして知られるパドレスは、最近6シーズンのうち4シーズンでポストシーズン進出を果たすなど、成功を収めている球団の1つとされている。しかし、2023年にオーナーだった故ピーター・サイドラー氏が死去。積極的な投資でチーム強化に取り組んできた同氏が亡くなった後は、球団の経営権を巡って親族同士が対立するなど不穏な空気が漂っていた。

米紙『USA TODAY』のボブ・ナイチンゲール記者によると、パドレスは3億ドル(約460億円)ほどの負債を抱えているという。そして、その返済のために高給取りであるスター選手の放出も否定できず、現在は特にフェルナンド・タティスJr.外野手の去就がクローズアップされている。

■マチャド、ボガーツは無理

チームの顔であるタティスJr.は、2021年に14年総額3億4000万ドル(当時のレートで約360億円)で契約延長に合意。同記者によると、残り9年の年俸総額は約2億9000万ドルで、つまり球団が抱える負債とほぼ同じ。もし、この契約を引き継いでくれる球団が現れれば、パドレスがトレードに応じる可能性は高くなる。

もちろん、契約にはトレード拒否条項が付帯されているが、米メディア『FANSIDED』は「マニー・マチャド、ザンダー・ボガーツ、ユウ・ダルビッシュに対して球団が負っている契約は、ほとんどトレード不能。そのため、タティスこそが資金節約と負債削減のために放出可能な選手だ」とし、タティスJr.のトレードが一番現実的と指摘した。

外野陣が手薄な球団といえば、同地区ライバルのドジャース。さらにタティスJr.の条件を引き受けるだけの資金もある。カイル・タッカー外野手、コディ・ベリンジャー外野手らフリーエージェントになった大物との結び付きが報じられているドジャースだが、26歳の若きスーパースター獲得の可能性も出てきた。

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