
卓球の「ノジマTリーグ 2025-2026シーズン」が9日、神奈川県のカルッツかわさきで行われ、首位の木下アビエル神奈川は日本ペイントマレッツと対戦。マッチカウント3-2で勝利し、今季11勝目を挙げた。
◆平野美宇がVM勝利でKA神奈川の10勝目に貢献「リベンジの気持ち」 シングルス勝利の長﨑美柚は「60-60」に到達
■張本美和らが国際大会で不在
KA神奈川は、張本美和が「WTTチャンピオンズ・フランクフルト」参戦のため不在。ジュ・ユリン、チェン・イーチン、チャン・ルイといった今季の主力外国人選手も欠いた中、ホームでの2連戦目を迎えた。
そんなチームを支えたのが主将の平野美宇。前日の京都カグヤライズ戦では第2マッチとビクトリーマッチで勝利し、チームに白星をもたらした。この日は第3マッチに起用され、芝田沙季との対戦でストレート勝ちを収めると、マッチカウント2-2で迎えたビクトリーマッチでは、昨季敗れていた佐藤瞳と対戦した。
この日、長﨑美柚を苦しめたカットマン・佐藤に対し、平野は「佐藤選手とは何回もやったことがあるので分かってはいるんですが、1ゲームマッチでやったことがなくて。カットマンの選手なので、最初のゲームで慣れるということができない。不安は少しあった」と語る。
それでも、1-3から2連続ポイントで「感覚を掴んだ」との言葉通り、終わってみれば10連続ポイントで11-3と圧倒し、前日に続く2勝でチームを勝利に導いた。
平野は、8日は瓜生日咲(うりう ひさ)、この日は櫻井花といった若手選手がメンバー入りした中で「メンバー的に初出場の選手もいたので、長﨑選手と私が取らないと、という思いは最初からあった。昨日も今日もシングルスで取ることができて、2人で協力して勝てて良かった」と主力としての自覚をにじませた。
平野は前日の勝利でTリーグのシングルス通算勝利数が「70」に到達。女子では2人目の快挙となり、この日の2勝で記録を72まで伸ばした。
チームを牽引する主将は、「あまり考えたことはなかったんですが、昨日皆さんに70勝と言ってもらって。2人目ということで、なかなかできないことだと思うので、せっかくなら100勝を目指したい」とさらなる記録更新への意欲を示した。
◆平野美宇がVM勝利でKA神奈川の10勝目に貢献「リベンジの気持ち」 シングルス勝利の長﨑美柚は「60-60」に到達



