【MLB】「驚愕のWS3勝目」山本由伸、ドジャース球団史上初の連覇でMVP　スミスが延長11回“値千金”の決勝アーチ

ナ・リーグ西地区のドジャースは1日（日本時間2日）、敵地ロジャースセンターでのブルージェイズ戦に5－4で勝利。対戦成績4勝3敗で、球団史上初の世界一連覇を達成した。

延長11回表には、ウィル・スミス捕手が決勝アーチをマーク。9回途中から登板した山本由伸投手が2回2／3を投げて相手打線を抑え込み、ワールドシリーズ3勝目を挙げた。

■大谷翔平が称賛「世界一の投手だと思ってる」

3勝3敗で迎えたワールドシリーズ第7戦は、序盤からドジャースが劣勢の展開に。中3日で先発の大谷翔平投手が、2回1／3を投げて5安打3失点で降板。打線も決め手を欠き、2点ビハインドで試合終盤を迎えた。

ところが、崖っぷちに追い込まれたドジャースが自慢の長打力で反撃。2点を追う8回表にマックス・マンシー内野手の一発で1点差に迫ると、9回表にはミゲル・ロハス内野手が起死回生の同点ソロを記録。

同点で迎えた9回裏1死一、二塁のピンチでは、前日に白星を挙げた山本が2日連続で緊急登板。相手打線の攻撃を無失点で凌ぎ切ると、延長11回表、女房役のスミスが本塁打を放って勝ち越し。続投の山本が11回裏1死一、三塁のピンチも併殺打に打ち取って、2年連続の世界一を達成した。

山本は、第2戦、第6戦に続いて驚愕のワールドシリーズ3勝目。シリーズMVPに選出された。エースの熱投を目の当たりにした大谷は、歓喜の輪で目を潤ませ「世界一の投手だと思っている」と、惜しみない賛辞を贈っていた。