
米メディア『FOX SPORTS』電子版は22日(日本時間23日)、白熱するMLBの今季のMVPレースに注目。
昨季ナ・リーグMVPに輝いたドジャースの大谷翔平投手と、ア・リーグMVPのアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)は連続受賞なるか。大手ブックメーカー「ドラフトキングス」のオッズをもとに、MVP争いを予想した。
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■前人未到の“二刀流”で他候補を圧倒
ナ・リーグのMVP候補では、1位が大谷で「1.01倍」、2位がフィリーズのカイル・シュワーバー外野手で「20倍」、3位が今季メッツに移籍したフアン・ソト外野手で「26倍」と、大谷が圧倒的有利との見解を示した。
『FOX SPORTS』は「ナ・リーグのMVP争いはそれほど熾烈ではない」とし、今季達成したリーグ史上初の「50本塁打ー50奪三振」という前人未到の二刀流記録を挙げ「これもまた驚きだ」と大谷の偉業を報じた。
大谷がMVPを獲得すれば、2008年、09年にアルバート・プホルス氏以来となるナ・リーグ連覇達成となるほか、両リーグでMVPを複数回受賞した史上初の選手になるという。
■1位ジャッジ、2位ローリーが熾烈な争い
一方、ア・リーグでは熾烈なMVP争いが繰り広げられている。22日(同23日)時点で「ドラフトキングス」が設定したオッズでは、1位ジャッジが「1.67倍」、2位の本塁打王カル・ローリー捕手(マリナーズ)が「2.1倍」と接戦が続いている。
ヤンキースのスーパースター・ジャッジは今季ここまでで打率.326、OPS1.123、出塁率.451、長打率.672、WAR9でメジャー全体1位の成績をマーク。49本塁打、105打点の打棒でチームを牽引し、得点(130)でも両リーグトップを記録している。
また、予想2位のローリーは21日(同22日)に今季58号本塁打を放つなど、本塁打王争いで両リーグトップを独走中。さらに、打点(121)でもア・リーグ1位を記録している。今季は捕手やスイッチヒッターとしての最多本塁打記録を塗り替えたほか、マリナーズの球団最多本塁打記録も更新するなど、驚異的な活躍を見せている。
同メディアは「この争いは最後まで接戦が予想される」とし、シーズン終了まで熾烈なMVP争いが展開されると見た。大谷とジャッジは予想通りMVP連続受賞なるか、注目だ。
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