
ボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)は9月14日、名古屋市・IGアリーナにてWBA同級暫定王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)と対戦。判定3ー0で勝利し、5度目の4団体防衛に成功した。
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■休養王者も絶賛「すごいものを見た」
井上が2019年11月に行われたノニト・ドネア(フィリピン)との第1戦以来、約6年ぶりのフルラウンドで“常人離れした”試合を披露した。
井上は終始丁寧な試合運びと技術力でアフマダリエフを圧倒。最終ラウンドでも軽快なフットワークを見せるなどスタミナも発揮した。
トップランクの世界的プロモーターであるボブ・アラムCEOは試合後のリングで井上を「こんなに賢いボクサーを見たことがない」と絶賛。
現地観戦していたWBA世界バンタム級休養王者の堤聖也(角海老)も「すごいものを見た。あんなことをやられたら、どうやって勝てばいいのか分からない」とコメントを寄せた。
世界3階級制覇王者の長谷川穂積氏は「ボクシングは判定決着だと『判定だったな』と思って帰ることが多い。判定なのにすごいな、という感想しかない試合は多分僕初めてです」と驚きを語り、「ただただ、すごしかなかった。判定だったのにものすごい試合だった」と手放しで称賛した。
井上の戦績は31勝 (27KO) 無敗。次戦は12月にサウジアラビアでWBC同級1位アラン・ピカソ(メキシコ)と対戦する見通しだ。また、来年にはWBC・IBF世界バンタム級王座を返上して、スーパーバンタム級への転向を表明した中谷潤人(M・T)とのドリームマッチの実現にも期待が寄せられている。
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