
WBO世界バンタム級王者の武居由樹(大橋)は14日、9月14日、名古屋市・IGアリーナにて同級1位のクリスチャン・メディナ(メキシコ)と対戦。4ラウンド1分21秒でTKO負けを喫した。
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■武居、初黒星に涙
3度目の王座防衛に臨んだ武居。試合は1ラウンド目からダウンを奪われる波乱の展開の末、4ラウンドでレフェリーストップによりプロボクシング初黒星を喫した。
第1ラウンド、武居がラウンドしながら打撃を放つ。メディナは武居のボディにアッパーを返したほか、強烈な右フックで会場をどよめかせる場面もあった。さらに、武居は残り30秒で左右のパンチで転向後初ダウンを喫した。
第2ラウンド、強力なパンチに会場から再び悲鳴が上がる。武居のパンチを被弾しても頑丈で効いた様子は見えなかった。武居は残り30秒でボディを効かせて第3ラウンドへ。
第3ラウンドは武居のボディからスタート。メディナは嫌がるそぶりを見せる。引き続き、武居のパンチに合わせて打撃を繰り出すメディナ。武居はラウンド終盤で右ジャブを多数当てた。
第4ラウンド、武居はポール際に追い込まれるとメディナのパンチの連打を浴びてレフェリーストップ。4ラウンド、1分21秒TKOで王座陥落となった。武居は涙を流し、手を合わせて観客に謝罪の意を示しながら退場。武居は3度目の防衛に失敗となり、プロボクシングの戦績を11勝(9KO)1敗とした。
那須川天心とのタイトルマッチを熱望していた武居だが、今後どのような展開となるのか。
この後、同じく大橋ジムに所属する井上尚弥が“最強の敵”と認めた30歳サウスポーのWBA同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)と対戦するが、勝利のバトンを繋ぐことはできなかった。
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