
ドジャースの山本由伸投手は12日(日本時間13日)、敵地オラクルパークでのジャイアンツ戦に先発登板。7回1安打1四球1失点、10奪三振の快投で相手打線を封じ込めた。ここでは、MLB公式のデータサイト『Baseball Savant』で全91球の球種割合を振り返る。
◆【全球ハイライト動画アリ】山本由伸、球団史上2人目「100年ぶりの快投劇」を米記者絶賛 7回1安打1失点“自身最多タイ”10奪三振
■『Baseball Savant』の公式データ詳細

山本由伸、今季の球種割合推移【前回登板まで】 MLB公式『Baseball Savant』より引用 作成:SPREAD編集部
この日山本が投じた全91球の内訳は、フォーシームが最多の30球(平均回転数2246rpm)、スプリット29球、カーブ19球、シンカー8球、カットボールが5球だった。
最速は初回のラファエル・デバース内野手へのフォーシームが97.8マイル(約157.3キロ)を計測。高めに集めたフォーシームで6つ、膝元のカーブで3つ、スプリットで1つの計10奪三振を記録。高低のコンビネーションで相手打線を翻弄した。
1点こそ失ったものの、インプレー12球のうち打球速度95マイル(約152.8キロ)以上の「ハードヒット」は4球のみ。2回以降は一人の走者も許さない完璧な投球を披露した。全91球中68球がストライク(31球ストライクコール/37球コンタクト)で、7回1安打1四球1失点10奪三振。9回2死までノーヒットノーランを継続した、前回に勝るとも劣らないパフォーマンスだった。
◆【全球ハイライト動画アリ】山本由伸、球団史上2人目「100年ぶりの快投劇」を米記者絶賛 7回1安打1失点“自身最多タイ”10奪三振
◆ドジャース地元メディアが採点、今季契約選手の“最高評価”はキムにカーショーら もっとも期待外れの「D評価」は……
◆ドジャース悩みの種、剛腕スコットはストライクを投げすぎ? わずか2球種……四球率の減少に落とし穴か「12.2%→5.6%」