「完膚なきまでに叩きのめしてほしい」井上尚弥に“世界王者”フルトンがエール 階級転向後には再戦を熱望「尊敬している」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

「完膚なきまでに叩きのめしてほしい」井上尚弥に“世界王者”フルトンがエール 階級転向後には再戦を熱望「尊敬している」

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「完膚なきまでに叩きのめしてほしい」井上尚弥に“世界王者”フルトンがエール 階級転向後には再戦を熱望「尊敬している」
  • 「完膚なきまでに叩きのめしてほしい」井上尚弥に“世界王者”フルトンがエール 階級転向後には再戦を熱望「尊敬している」

プロボクシングのWBCフェザー級王者のスティーブン・フルトン(米国)が8日に公開された、YouTubeチャンネル「Fight Hub TV」に出演。14日に名古屋市・IGアリーナで防衛戦を控えたスーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)にエールを送り、自身とのリマッチを熱望した。

フルトンは井上と2023年7月に東京・有明アリーナで対戦。8回TKO負けを喫してWBC・WBO王座から陥落した後、フェザー級に転向した。

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■再戦を熱望する世界王者「とにかくイノウエに勝ってほしい」

フルトンはインタビューの中でキャリアを終える前に達成したいことを聞かれると「イノウエと再戦したい」と井上に言及。井上は14日、WBA同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)と対戦するが、「彼には最善を尽くしてもらいたい」とエールを送った。

階級を上げ挑戦を続ける井上に対しては「パッキャオがやったのと同じことだ。“偉大さ”を追い求めているんだ。だから俺は尊敬している」とリスペクトを語り、「俺は彼にMJ(アフマダリエフのあだ名)を完膚なきまでに叩きのめしてほしい。彼にはそうしてもらう必要がある。そうなることを願っているよ」と意味ありげな笑みを浮かべた。

フルトンは2023年7月に階級転向後初戦の井上と対戦し、2団体のベルトを失った。その当時、もう2つのベルト(WBA、IBF)を所持していたのが井上の今回の対戦相手であるアフマダリエフだった。フルトンは「俺が統一王者だった時、彼(アフマダリエフ)も統一王者だった。何度か対戦を申し込んだけど、彼はいつも逃げていた。ベルトを持っていない選手とばかり戦っていたが、結局タパレスにボコボコにやられてしまったんだ」と“因縁”を語り、「そして今度は1年休んでイノウエと対戦したいだって?正直、そういうやり方は好きじゃない。とにかくイノウエに勝ってほしい」と自論を述べた。

■井上戦での初黒星で「たくさんの学びを得た」

「俺は負けることを恐れない。だからこれまでも無敗の相手と戦ってきたんだ」と語ったフルトン。井上とのリマッチについては「(130ポンドでの対戦が希望だが)うまくいけば体重が落とせるかもしれない」とし、会場については「一度米国に来てもらって、次にまた(日本に)行くよ」と語ると「楽しみだ」と笑顔を見せた。

自身24戦のキャリアで唯一の黒星となった井上戦だが、「悪意はないし、負けたからといって怒りが湧いたわけでもない。この敗戦はありがたいものだった。自分自身についてたくさんの学びを得た。そして負けを受け入れたことが幸運だったよ」と振り返り、敗戦での最大の収穫は「自分がどんな人間であるかを知ったこと。自分で学んだんだ」と特別な思いも明かした。

フルトンからエールと再戦希望を受けた井上は、期待通りの“明確な勝ち”を示すことができるのか。また、階級転向後に現フェザー級王者となったフルトンとのリマッチは実現するのか。期待が高まる。

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