
今週は新潟競馬場で新潟記念(芝2000m)が行われる。今年から別定戦での施行となり、例年以上に好メンバーが集結した一戦だ。
ここでは、過去10年からブレイディヴェーグとコスモフリーゲンにフォーカスしたデータを取り上げる。
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■ブレイディヴェーグに「3.0.0.1」の追い風
2023年のエリザベス女王杯を制したブレイディヴェーグが夏のローカルGIIIに参戦。その事実だけで驚きだが、馬券外が続く近走成績から盤石と言い切るには不安が生じるのも確かだ。買いか消しか……データが下した結論はこちら。
・前走牡馬混合GIで5着以内【3.0.0.1】
馬券内率、並びに勝率75%と極めて高い好走率。実績を素直に評価すべしとのデータは、復活を期する本馬にとって心強いものと言えそうだ。
ブレイディヴェーグについて補足すると、国内の芝1800m以上は【4.2.0.0】連対率100%。マイルや海外競馬が続いた近走はこの馬のポテンシャルを発揮するには難しい状況だったとの判断を下せるだろう。開催終盤にさしかかった新潟芝は外差し傾向が顕著。久々に巡ってきた好条件で見直す手だ。
■コスモフリーゲンに“勝率0%”の壁
一方で、サマー2000シリーズ王者を狙うコスモフリーゲンはどうか。前走七夕賞は鮮やかな逃げ切り勝ちで重賞初制覇。ガンガン行きたい馬が不在のここは再び先手を主張できる組み合わせだが、今回はその脚質がマイナスに作用する可能性が浮上する。
・前走重賞を4角2番手以内で勝利【0.1.0.4】
1番人気レイエンダをはじめ人気上位馬も少なくなかったが、勝ち馬は輩出できず。直線の長い新潟芝外回り2000mを先行押し切りは容易ではないとの鬼門データが出現してしまった。
直線の短い福島から、日本一の直線の長さを誇る新潟芝外回りに替わる今回のコスモフリーゲン。東京芝GIで上位争いするような切れ者が揃ったメンバー構成となる以上、連勝へのハードルは高いものとなりそうだ。
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著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在は競馬メディア『Winsigh』、UMAJIN内「競馬サロン」で予想コラム執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。