
米放送局『FOX Sports』は17日(日本時間18日)、公式サイトで「2025年MLBアワード:FOX Sportsファンが選ぶMVP、新人王、サイ・ヤング賞」と題した記事を投稿。前半戦でもっとも活躍した選手たちを発表した。
注目のMVP部門は、ア・リーグがアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)。ナ・リーグはピート・クロウ=アームストロング外野手(カブス)が大谷翔平投手(ドジャース)を抑えてトップに選ばれた。
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■ファンは大躍進「PCA」の活躍に反応
『FOX Sports』は、公式サイトや関連プラットフォームでコメントを募集。ファンの反応を基に、独自で前半戦各部門の受賞者を決定した。
ア・リーグは大方の予想通りジャッジがトップに。同記事は「評決は出ました——少なくとも7月時点では。ジャッジほどMVPにふさわしい選手はほとんどいません。ヤンキースのスラッガーはシーズン序盤に打率.423を記録していましたが、オールスター休み時点で.355、35本塁打、81打点に落ち着いています。ローリーは今季38本塁打、82打点と絶好調ですが、ジャッジがこの賞に相応しいと考えるのは難しいことではありません」とコメント。記録的なアーチ量産を続けるカル・ローリー捕手(マリナーズ)ではなく、大本命のジャッジを推した。
一方で、ナ・リーグは大谷の対抗馬である「PCA」ことクロウ=アームストロングを選出。「カブスの外野手は、25本塁打、27盗塁、71打点で本物のスターへと開花し、初のオールスター出場を果たしました。しかし、前年MVPのスーパースター、ショウヘイ・オオタニも見逃せません。彼は相変わらず圧巻のシーズンを送っており、32本塁打、91得点、OPS.987、長打率.605を記録しています」と23歳の大躍進に触れつつ、大谷が最有力候補であることを匂わせた。
大谷は6月16日(同17日)に投手復帰し、ここまで5登板。二刀流として再び印象的なパフォーマンスを見せている。後半戦も順調に活躍を続ければ、PCAを大きく引き離して4度目のMVP受賞を果たしてもおかしくない。
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