
パドレスのダルビッシュ有投手は7日(日本時間8日)、本拠地ペトコパークでのダイヤモンドバックス戦で今季初登板。3回2/3を投げ、3安打2失点3四球5奪三振で降板した。
今季のダルビッシュは、右肘の炎症で開幕から負傷者リスト入り。昨季10月11日(同12日)以来の復帰登板で63球を投じ、最速95.9マイル(約154.3キロ)をマークした。実働メジャー13年目は、野茂英雄氏を上回る日本人投手史上最長記録となった。
◆【全球ハイライト動画】ダルビッシュ有、今季初登板で「日本人投手最長」メジャー13年目が開幕!初奪三振は強打者キャロルから!
■日米通算203勝は史上最多タイ
ダルビッシュは初回、先頭のコービン・キャロル外野手から外角カーブで空振り三振を奪うと、2番ヘラルド・ペルドモ内野手を遊ゴロ、3番ルルデス・グリエルJr.外野手を真ん中低めスプリットで空振り三振に。2回表に5番エウヘニオ・スアレス内野手に適時打を喫して1失点、続く3回表には1死三塁からグリエルJr.に勝ち越し適時打を浴びた。
4回表、1死一塁で9番のブレイズ・アレクサンダー内野手を空振り三振に仕留めたところで降板。今季初登板は、3回2/3で63球を投げて3安打2失点3四球5奪三振。最速はフォーシームが95.9マイル(約154.3キロ)を計測した。
MLB公式のXは、「打者は要注意だ。ダルビッシュ有、2025年初対戦打者から奪三振」と、初回の空振り三振を動画とともに速報。ベテランの復帰登板に注目を寄せた。
ダルビッシュの登板は、昨季10月11日(同12日)のドジャースとの地区シリーズ第5戦以来。現在、日本人投手最多タイの日米通算203勝をマークしており、ヤンキースなどで活躍した黒田博樹氏に並んでいる。実働メジャー13年目のシーズン(2015年は登板なし)は、野茂氏の12年を上回る日本人投手史上最長記録となった。
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