総合格闘家の朝倉海が自身のYouTubeのサブチャンネル「ほのぼのかいちゃんねる」を更新。28日（日本時間29日）に開催された「UFC317」のフライ級タイトルマッチ「アレッシャンドリ・パントージャ vs. カイ・カラ・フランス」と「ブランドン・ロイバル vs. ジョシュア・ヴァン」について言及した。
◆「UFC317」で大金星のヴァンが3位に急浮上 4度目王座防衛のパントージャが1位、堀口恭司が5位｜世界フライ級ランキング（2025年6月30日時点）
■23歳ヴァンの強さは「おかしいレベル」
同大会を見たという朝倉は「やばかった。ちょっと刺激をもらいすぎたので、これは動画撮らないとなということで」と興奮冷めやらぬ様子で試合を振り返った。
ますは、フライ級1位ブランドン・ロイバル（米国）と23歳ジョシュア・ヴァン（ミャンマー）の一戦。次期タイトル挑戦権をかけた試合でヴァンが判定3ー0で大金星をあげた。
朝倉は「めちゃ強い選手だなとは思っていたが、ロイバルにあの勝ち方するか……」と驚嘆。ヴァンは3週間前の試合で足の指を骨折していたが、「蹴りが出せないからほぼボクシングだけ。それであの強さ……おかしいレベルにいる」とボクシングスキルに太鼓判を押した。
■カイ・カラ・フランスと対戦希望
タイトルマッチでは、王者アレッシャンドリ・パントージャ（ブラジル）と同級4位のカイ・カラ・フランス（ニュージーランド）が対戦。試合はパントージャが3ラウンドにリアネイキドチョークを極めて一本勝ちを収めた。4度目の防衛に成功したパントージャの強さに、朝倉は「磐石の強さ。マジで強いよな」と感嘆。
柔術の強さで知られるパントージャだが、朝倉は「打撃も強い」とし、独特なリズムで打撃を放って相手を下がらせたところでテイクダウンを奪うのが得意だと分析。「バックチョークは、分かっていても防げない」とし、「締めるパワーが凄いのよ。チョークの腕が入った時のパワーが尋常じゃない」と自身の体験も交えて語った。
一方で、挑戦者カラ・フランスに対しては「何がしたいのか分からなかった」と辛辣評価。しかし、「対峙したら分かるけど、パントージャは隙がない。やろうとしてたことができなくなる。恐怖心が1ミリもなくズンズン来るから、なかなか攻めづらい。カイ・カラ・フランスの気持ちも、戦ったからこそ分かる」と共感を示した。
そして、自身のUFC第2戦でティム・エリオット（米国）に勝ったら、「カイ・カラ・フランスとやりたい」と対戦を希望。「サクッと勝って、タイトル戦線に戻れるように頑張りたい。改めてあの最強のパントージャにリベンジしたい」と闘志を燃やした。
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