
ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は29日(日本時間30日)、本拠地ヤンキースタジアムでのアスレチックス戦に「3番DH」で先発出場。4回裏の第3打席に29号2ラン、7回裏の第5打席に30号2ランを放った。
今季5度目の1試合2発で、5年連続の30本塁打に到達。この一発でナ・リーグ単独首位の大谷翔平投手(ドジャース)を抜き、ア・リーグトップのカル・ローリー捕手(マリナーズ)まであと2本に迫った。打率.356では両リーグトップに君臨している。
◆【実際の動画】ジャッジ、“1試合2発”で5年連続30号に到達! 豪快アーチに本拠地ファンも実況も大興奮
■30号に到達でマグワイア氏に並ぶ最多記録も更新
ジャッジが4試合ぶりの本塁打で本拠地を沸かせた。
4回の第3打席、相手先発ルイス・セベリーノ投手が投じた内角スライダーを右打席で左翼スタンドへ運ぶと、5点リードの7回裏には、4番手のタイラー・ファーガソン投手の9球目内角ストレートを左中間へと叩き込んだ。29号2ランとダメ押しの30号2ランでヤンキースの勝利に大きく貢献、チームは12ー5で快勝した。
MLB公式のサラ・ラングス記者によると、ジャッジが「ヤンキースの85試合目までに30本塁打を放った回数」は4度目で、これは“野球の神様”として知られるベーブ・ルースと同数だと報道。
さらに、ジャッジが「オールスターブレイク前に30本塁打を打った」回数は4度目で、これは1998年にサミー・ソーサ氏とMLBのシーズン最多本塁打記録争いを繰り広げ、当時のメジャー新記録である1シーズン70本塁打をマークしたマーク・マグワイア氏に並ぶ最多記録だと伝えた。
ジャッジはこの試合で4打数2安打4打点3得点1四球と大暴れ。打率は6月に入り一時打率2割台と調子を落としたものの、依然メジャートップの.356をキープしている。
月間MVPを3・4月、5月と2カ月連続で受賞したジャッジが追撃の一発で3カ月連続受賞なるか。ジャッジの月間MVP受賞回数は通算11度で歴代2位。歴代1位のバリー・ボンズ氏は13度となっている。
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ジャッジ29号The Captain CRUSHES 💥
Aaron Judge blasts home run No. 29 in the Bronx! pic.twitter.com/SYBw0eGyf4
— MLB (@MLB) June 29, 2025
ジャッジ30号
HOME RUN NO. 30 FOR AARON JUDGE 😤 pic.twitter.com/SO8JuFOanQ
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