
昨季までドジャースに所属したジョー・ケリー投手が25日(日本時間26日)、米野球専門ポッドキャスト『Foul Territory(ファウル・テリトリー)』に出演。以前から熱望しているドジャース復帰を改めて強調した。
大谷翔平投手に背番号17を譲り、ポルシェを贈呈されたことで日本でも名を知られた剛腕だが、現在もリハビリ中で所属先が未定となっている。
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■ドジャース以外は選択肢なし
『Foul Territory』にリモート出演したケリーは、番組ホストを務める元MLB捕手A.J.ピアジンスキー氏に今後の去就を問われると、「俺ははっきり言ったんだ。マーケティング的には良くないと言う人もいるかもしれないけれど、そんなの知ったこっちゃないよね。健康で戻れるなら、俺は1つのチームだけでプレーする。それがドジャースだ」と断言した。
辛口批評で知られるピアジンスキー氏が、「パドレス、アスレチックス、ホワイトソックスが来て『残りのシーズンで1年500万ドルでどうだ』と言ってきたら、どのチームでプレーしたい?どれか選ぶとしたら。ついでに(ブッチギリ最下位の)ロッキーズも入れておこう、面白そうだし」と茶化して尋ねると、「ホワイトソックスはもう無理、絶対ない」と即答。
「パドレスもダメ、サンディエゴは綺麗なところだけどさ。アスレチックスもダメ、トリプルAの球場じゃプレーしないよ」と、いずれも否定。悩んだ末にロッキーズを選択したものの、その気は微塵もない様子だった。
■現在も懸命なリハビリ中
リハビリの進捗については、「日曜日にマウンドで投げたんだ。明日ブルペンで投げる予定で、次の日曜日にもう一回ブルペン。順調には来てるよ。最初は手術なしでちゃんと投げられるか分からなかったけれど、今のところはとても良い感じ」と明かした。
ケリーは直近5年間で、肩や肘、上腕二頭筋、ハムストリングなど、さまざまな問題で10回の故障者リスト入り。昨季は肩の故障で戦線離脱、35試合の登板で32イニング、1勝1敗、防御率4.78の成績に留まった。ドジャース残留が叶わなければ、引退もほのめかしていたケリー。37歳を迎えたベテラン右腕の願いは届くのか。
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