
総合格闘家の青木真也がプロボクシング元日本スーパーライト級王者・細川バレンタイン氏のYouTubeチャンネルに出演。7月27日にさいたまスーパーアリーナで開催される「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」の注目カード、「クレべル・コイケ vs. 朝倉未来」の勝敗予想をした。
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■「上手くなっちゃうと一点突破ができなくなる」と持論
「クレベルvs.朝倉」は2021年6月に行われた「RIZIN.28」以来4年ぶりの再戦として、注目を集めている。第1戦では朝倉が2ラウンドで三角絞めを極められ失神しクレベルに敗れた。
第1戦の敗北について、青木は「あそこのフェーズまでは、朝倉未来優位に試合が進んでた。なので、朝倉未来さんの不覚なんですよ」と分析。第1戦後の両者の総合力については、クレベルは完成度が上がったものの「一点突破の尖りがなくなった」とし、対する朝倉は「正直、上積みはない。むしろあの時よりちょっと落ちてる」と評価。その上で「クレベルさんがMMAで強くなって、MMAが上手になっているが故に、朝倉未来さんが微差で勝つかなと思います、判定で」と朝倉の判定勝ちを予想した。
青木はクレベルについて「全部が上手になっちゃった」と語り、MMAの引き出しが増えたことで引き込んでの一本勝ちにこだわらなくなり、ペースを握られることを危惧。「よくあるんですよ、上手くなっちゃうと一点突破ができなくなる。その状況かな」と見解を述べた。
一方で、朝倉のウィークポイントには“顎”を挙げた。朝倉は5月の「RIZIN男祭り」で鈴木千裕に勝つまで、キックのYA-MAN戦も含めると3試合連続で1ラウンドKO負けと苦しんだ。そのため、青木は「打たれ弱さに一番自信がないと思う」とし一髪を恐れているのではと予想。クレベルの打撃は「上手くないけど振るのよ。だから打ち抜かれやすい」と怖さを語った。
果たして両者のリマッチはどのような結果となるのか。青木の予想が当たるかにも注目したい。
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