
カブスのピート・クロウ=アームストロング外野手が24日(日本時間25日)、敵地ブッシュスタジアムでのカージナルス戦に「4番中堅」で先発出場。4回裏の守備で、アウトカウントを間違えて走者を生還させる痛恨のミスを犯した。試合は7-8でカブスが敗戦。ミスによる1点が最後まで響いた同地区対決となった。
愛称「PCA」で知られる23歳は今季、球団史上最速で「20本塁打、20盗塁」に到達するなど攻守で存在感を見せており、ナ・リーグのMVP候補にも名前が挙がっている。
◆【実際の動画】PCAが痛恨のミス!3アウトと勘違い、フェンス際の大飛球を捕球して悠々と…!
■得意の守備で痛恨のミス
PCAはこの試合、2点ビハインドの4回裏に1死二塁でアレク・バールソン外野手が放った中飛をフェンス際でキャッチするも、アウトカウントを勘違い。ゆっくりと駆け出したところで気づき慌てて返球するも、時すでに遅し。捕球と同時にスタートを切っていた二塁走者がミスを見逃さず、素早く三塁ベースを回って生還した。
この一打で3点差にリードを広げられたカブスは、6回表にニコ・ホーナー内野手の今季初アーチで2点を返すも反撃及ばず。ミスで奪われた1点に泣かされる試合となってしまった。
地元メディア『Marquee Sports Network』のXは「PCAはアウトがいくつあるか分からなくなった、中飛で二塁走者が生還」と動画を添えて速報。ファンからは、「これがMVP候補か?」「このようなミスは絶対に許されない」と厳しい返信が続々寄せられた。同地区対決でミスを犯した首位カブスは、7-8で3連敗。3位カージナルスとのゲーム差は2.5に縮まった。
試合後に取材に応じたPCAは、「今日の試合はいいプレーができなかった」とコメント。ミスからどうやって立ち直るかと問われると「寝て起きるだけだ」と悔しさを滲ませた。クレイグ・カウンセル監督も「ミスだね、完全にミスだよ」とぶ然。怒りを隠しきれない様子だった。
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PCA loses track of how many outs there are, and Masyn Winn scores from second on a flyout to center field. pic.twitter.com/vkCtZhDu1P
— Marquee Sports Network (@WatchMarquee) June 25, 2025