MLB公式サイトは23日（日本時間24日）、「ナ・リーグ西地区の球団がトレードデッドラインを揺さぶる可能性」と題した記事を公開。マーク・フェインサンド記者がファンから寄せられた質問に答える形式で、トレード期限の展望を記している。首位を走るドジャースは、先発投手の話題が取り上げられた。
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■アルカンタラは放出の可能性
同記事では、7月31日（同8月1日）に迫るトレード期限についての話題をピックアップ。首位を走るドジャースに関しては「クリス・セールか、サンディ・アルカンタラか」「買い手と売り手の両方を兼ねるか」という、ファンからの質問に返答している。
どちらも新たな先発ローテーション獲得についての展望で、フェインサンド記者は、昨季のサイ・ヤング賞左腕クリス・セール（ブレーブス）は「トレードに出すとは考えにくい」と明確に否定。左肋骨の骨折で戦線離脱しているが、仮に健康であったとしても実現は難しいとの見解を示した。
一方で、2022年に同賞に輝いたサンディ・アルカンタラ（マーリンズ）は「非常にトレードされる可能性が高い投手」と注目。開幕序盤こそ不振に苦しんだが、6月の4先発で防御率2.74を記録。ドジャースが獲得に踏み切るには、「タイラー・グラスノー、ブレイク・スネル、佐々木朗希の状態に大きく左右される」と伝えた。ドジャースの選手層は申し分ないが、故障者が続く場合にのみ「アンドリュー・フリードマン編成部長が動く可能性は十分にある」とした。
また、7月末までにローテーションの健康状態が改善すれば、控えに回る投手をトレード活用する可能性もあると言及。離脱中のトニー・ゴンソリンを除き、ランドン・ナックやダスティン・メイ、エメット・シーハンを放出する「売り手側」の動きも想定されると回答した。
ナ・リーグ西地区で、激しい首位争いを続けるドジャース。次なる一手は、離脱中のエース級投手たちがカギを握っている。
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