
29日に函館競馬場で行われる第61回函館記念(GIII、函館芝2000m)には、阪神大賞典2着馬マコトヴェリーキー、重賞2勝のアルナシーム、3勝クラス勝利から臨む牝馬ランスオブクイーンらが出走予定。
ここでは、過去10年データから予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
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■前走距離別は1800~2000m組が優勢も……
今年から施行時期が6月に変更された函館記念。それに伴い、本レースの最重要ステップレースである巴賞組も消滅する運びとなった。そこで今回は、過去10年データから前走距離別成績をローテーションの参考材料とする。
・前走1800m組【5.5.2.62】・前走2000m組【3.1.5.39】・前走2500m組【1.3.0.8】・前走3200m組【1.1.1.5】・前走2200m組【0.0.1.3】・前走1600m組【0.0.1.5】
中距離芝重賞ということで、セオリー通り前走中距離を使われた馬の好走が目立つ。ただ、馬券内率に目を向けると前走芝3200m組が【1.1.1.5】馬券内率37.5%と頭ひとつリード。単勝回収値235、複勝回収値332といずれも優秀な数字を残している。該当馬のハヤテノフクノスケは昨年好走歴のある夏の北海道シリーズでの巻き返しがありそうだ。
過去10年で5勝の1800m組で名前が挙がるのはトップナイフ。こちらは札幌記念2着をはじめ芝中距離に好走が集中している実績馬だ。エプソムC組は以前の函館記念でも勝ち馬を複数頭輩出と、好相性を誇る点も追い風となる。
■ランスオブクイーンは「0.0.0.7」データに該当
前走3勝クラスを制したランスオブクイーンも注目の存在だが、本馬は前走2000mの勝利実績がマイナス材料に。過去10年、函館記念の距離別成績に目を向けると前走2000m勝ち馬は【0.0.0.7】。3番人気内馬5頭が馬券外に沈んだ鬼門データゆえ、手を出しにくい1頭と言わざるを得ない。
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