
ドジャースの大谷翔平投手が22日(日本時間23日)、本拠地でのナショナルズ戦に「1番投手兼DH」で先発出場。第5打席で8試合ぶりとなる26号2ランを放ったほか、投手としては1回を無安打無失点、2奪三振に抑えた。チームは13ー7で大勝。4カード連続の勝ち越しを決めた。
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■前回多投のシンカー封印
今季2度目のマウンドに立った大谷。1回を18球、無安打無失点2奪三振に抑え、最速は98.8マイル(約159.0キロ)を記録した。ドジャースのユニフォームを着ての初奪三振には、スタンドから大歓声が上がった。
大谷とバッテリーを組んだルーキーのダルトン・ラッシング捕手は「今日は直球とスライダーをメインだった。日曜日でショウヘイの投球を楽しみにしていた人も多かったと思うので、うまくいって良かった」と安堵した。
この日投じた18球は、スライダー7球、フォーシーム6球、カットボール3球、スプリット2球という割合。前回登板で多投し、威力を発揮したシンカーは封印した。
■人柄も「本当に最高」
「(大谷の投球は)良かった。すべてが明らかに爆発的だった。スイーパーなど変化球でストライクが取れたので、カウントを有利に進めて打者を仕留めることができた」と振り返ったラッシング。配球自体は大谷がピッチコム(サイン伝達機器)で伝えてくるため、それに従い、サポートする立場に徹したという。
その上で、女房役を務めた感想として「彼はまさにユニコーンのような存在。圧倒的な身体能力を持っている。何でもやれる。ただ、その前にチームメートとしても本当に最高なんだ」と話し、人柄についても賛辞を贈った。
大谷とラッシングはベンチに戻ると2人で会話し、爆笑するシーンも見られた。正捕手ウィル・スミスだけでなく、2番手捕手とのコンビも上々。大谷にとっても収穫の多い1日となったようだ。
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