
ボクシングWBO世界ウエルター級タイトルマッチが19日、東京・大田区総合体育館で行われ、王者ブライアン・ノーマン(米国)が同級2位の佐々木尽(八王子中屋)を5ラウンド46秒KOで破り、2度目の王座防衛に成功した。ノーマンの戦績は28勝(22KO)2無効試合となった。
ノーマンは試合後に自身のXを更新。日本語を交えた“決意表明”を行い、日本のファンから熱視線を浴びている。
◆【実際の投稿】「言動、所作から格が違う」王者ノーマン、“日本語”を交えた決意表明にファン感嘆&エール「彼に最強になってほしい」
■SNS上でも日本文化にリスペクト
ノーマンは初回に左フック一発で佐々木からダウンを奪うと、ラウンド終盤に2度目のダウンを奪取。5回にはカウンターの左フック一撃で佐々木をキャンバスに沈めた。
勝利を確信したノーマンは喜びを見せずにリングの四方に日本式のお辞儀をし、大の字で倒れて失神した佐々木にも正座をし頭を下げた。
リング上で日本文化にならう形で敬意を表した24歳の王者は、試合後に自身のXを投稿。「私は娯楽のために日本に来たのではない。武士の道を歩むために来たのだ。侍の国で、私は“名誉”と“規律”、そして世界が消すことのできない炎を胸に戦う。私は“戦の神”(いくさのかみ)であり、“武士道”に導かれ、歴史にその名を刻む運命にある(“”は漢字部分)」と日本語の単語を交えた文章で決意表明をした。
SNSでもリスペクトを払う王者の姿勢に日本のファンからは「言動、所作から格が違う」「強さと人格を兼ね備えた本物のチャンピオン」「日本人よりもサムラってる」「ノーマン…漢やったわ…」「あれだけ力の差を見せても、ファンや尽選手へのリスペクトを見せてくれた偉大なる王者 彼に最強になってほしい」といったコメントで溢れた。
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I didn’t come to Japan to entertain,I came to walk the warrior’s path. In the land of samurai, I fight with honor 名誉, discipline 規律, and a fire the world can’t extinguish. I am the God of War,戦の神 ikusa no Kami,guided by bushidō 武士道, destined to leave my mark in history. pic.twitter.com/5Lv9izvmLM
— Brian Norman Jr (@OfficialBNorman) June 19, 2025