
第66回宝塚記念(25日/GI、阪神芝2200m)には、大阪杯連覇のベラジオオペラ、春秋グランプリ制覇を狙うレガレイラ、昨年の菊花賞馬アーバンシックなどが出走予定。
本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「ローシャムパーク」を取り上げる。
◆【宝塚記念2025予想/追い切り診断】最高評価「S」はベラジオオペラかレガレイラか 弾む走りで磨きかかる“文句のつけようがない”状態
■ローシャムパーク
3走前のBCターフで世界の強豪を相手に2着入線を果たしているように、実は相当なモノを秘めている同馬。とはいえ、これだけムラのある戦績を積み重ねてきた馬。当然ながら、そこには理由があり、折り合い面に難があること、大きなアクションで不器用、バテないが切れないという持続寄りの末脚の型であることの3つが挙げられる。これにより非常に乗り難しいのだ。
折り合い重視で進めれば、前に壁を作りたいので馬群に入れることが必然。ただし、窮屈なところを捌くセンスは持ち合わせていない。しかし、だからといってギリギリまで溜めて何とかなるような爆発力も末にはない……。結果、間に合わない位置から差を詰めるのが精一杯というケースがどうしても多くなってしまってきたのである。ただし、3つの課題さえ綺麗にクリアできれば、突き抜けられるだけの脚力を備えている。
そのための一手こそが1週前の猛調教。池添騎手を背に7Fから進んで5F62秒0~3F35秒3とまさに実戦さながら。しかも、このゴール後もグイグイ加速させるスパルタ調教。それにヘコたれずにバテないのだから大したもの。予定通りにガスは抜け、集中力OK。内枠に入ってしまったがグランプリ男が鞍上となれば一発も期待できる。
総合評価「A」
◆【宝塚記念2025予想/追い切り診断】最高評価「S」はベラジオオペラかレガレイラか 弾む走りで磨きかかる“文句のつけようがない”状態