
第66回宝塚記念(25日/GI、阪神芝2200m)には、大阪杯連覇のベラジオオペラ、春秋グランプリ制覇を狙うレガレイラ、昨年の菊花賞馬アーバンシックなどが出走予定。
本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「レガレイラ」を取り上げる。
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■レガレイラ
前走の有馬記念出走時のデキは必ずしも万全と言えるような代物ではなかった。その根拠に1週前の調教で、前進気勢の強い牝馬がモタモタとして明らかに呆けていたのだ。見ようによってはリラックスしていると捉えられなくもないが、本当に良い意味でリラックスしていたのならば、いざ追えば反応があって然るべき。
しかし、その時の同馬は逆に頭を上げて嫌々する素振りを見せる始末。必要に負担のかかったエリザベス女王杯の疲れを抜くのに時間がかかった結果、1週前で7分→直前でようやく8分までしか持っていけなかったとみている。とはいえ、それで勝ってしまった能力の持ち主だ。
その点、この中間は文句のつけようがない。それこそ1週前の本負荷で見せた動きが素晴らしすぎた。時計的には5F66秒0~3F37秒6とほぼほぼ前走時と同じ数字。ただし、動きは雲泥の差。馬自らがメリハリを効かせて動くからこそ一切の無駄なし。さらに日曜追いは坂路で常にラスト2F24秒台と高いパフォーマンスを発揮する馬だが、今回日曜追いの坂路ラスト2Fは23秒9(強め)と自己ベスト更新。これだけ調教で弾んでいる馬は初めて見たかもしれない。骨折明けも不安なし。少なくとも8分だった有馬記念以上のデキにあり、軸は決まり。
総合評価「S」
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