
卓球の「WTTコンテンダースコピエ」は12日から本戦が行われる。日本からは男女の有力選手がエントリーしており、上位進出には期待が高まっている。
なかでも注目されるのが世界ランキング8位の大藤沙月(ミキハウス)で、初の世界卓球を終えたばかりの21歳のさらなる飛躍には注目が集まっている。
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■世界卓球では3種目で存在感
大藤は5月に行われた「ITTF世界卓球選手権ファイナルズ・ドーハ大会(個人戦)」で3種目に出場。初めての大舞台となったなか、女子シングルス、横井咲桜(ミキハウス)との女子ダブルスでベスト8に入り、吉村真晴(SCOグループ)との混合ダブルスでは銀メダルに輝くなど各種目で存在感を示した。
そんな大藤は今大会シングルス、横井とのダブルスでそれぞれ第1シードとして挑むことになり、2冠獲得にも期待が膨らむ。WTT公式サイトも日本女子の中心選手に定着した21歳に関心を寄せており、「彼女は今や、アリーナに立つたびに優勝候補のひとりになっている」と評価。「オオドウはもはやただの一選手ではない。彼女は主役を演じる選手であり、スコピエは彼女が再び輝く瞬間になるかもしれない」と躍進に期待している。
世界卓球で経験を積んだ大藤には、2028年のロサンゼルス五輪に向けて日本女子を背負う存在になれるか期待が寄せられる。北マケドニアの地で行われるWTTシリーズで21歳がタイトル奪取なるか。
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