
総合格闘家の安保瑠輝也が9日、3カ月ぶりに自身のYouTubeチャンネルを更新。「久しぶりにYouTubeを再開する」と報告し、更新回数が減っていた期間は「すごく落ち込んだし、ケガもあった」と明かした上で、次戦に向けた意気込みを語った。
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■エキシビション2つ消滅で「正直落ち込んだ」
安保は大晦日大会でのシナ・カリミアン戦以降、SNSやYouTubeの更新回数が減っていたが、その理由について赤裸々に語った。
安保は5月4日に東京ドームで行われた「RIZIN男祭り」でフロイド・メイウェザーと対戦予定だったとし、会見の開催地・ラスベガスに渡航する2日前に試合が消滅したことを明かした。同じタイミングで、過去に一度手術した右手のケガが再発したことで、大会の出場自体を見送ったという。
安保はライアン・ガルシア(米国)戦に続く試合の消滅に「例えエキシビションでもやる価値はめちゃくちゃあるし、世界に名を売るチャンスだと思った。その道で一旦行きたいと思った」とし、「でも今回2つとも無くなってしまったから、くよくよしていた。すごく落ち込んだし、ケガもあった。正直落ち込んでました」と当時の心境を吐露した。
動画の撮影日は4月30日で、5月2日には手術をすると語った安保は「一旦これ(拳)を早く治して、リング上でおもしろい盛り上がるような試合ができるように帰ってきたいと思う」と意気込みを語った。
■「これから先は自分が定めたところに向かっていく」
決意を新たにした安保は「俺の魂に火を入れるために」と格闘技を始めるきっかけになった父・英樹さんを和歌山に呼び出し、小学生の頃から毎日していたという父とのトレーニングに励んだ。あまりの激しさに嘔吐する場面もあったが、「喝入れて欲しくて呼んだからよかった」と笑顔を見せた。
手術後の試合の方向性や対戦相手については「あらかた決まっている」とし、「本気であるジャンルの高みを目指して頑張る」「これから先は自分が定めたところに向かっていく」「試合も試合前も盛り上げる自信はあるから、これからもう一回復活してYouTubeも頑張る」と意欲を燃やした。
安保は2022年の大晦日にK−1との契約を解除したことを発表。2023年5月の「RIZIN.42」でRIZINデビューを果たし、K-1 WORLD MAX 2004・2006世界王者のブアカーオ・バンチャメークとキックで対戦し判定ドローに。同年の大晦日にMMAデビュー戦で元K−1世界王者の久保優太と対戦するも、1ラウンドにリアネイキドチョークで黒星を喫した。その後は宇佐美正パトリックとのキック戦のほか、昨年7月に行われた「超RIZIN.3」でのマニー・パッキャオ、大晦日のカリミアンとのスタンディングバウト特別ルールでのエキシビションマッチと、現状MMAの試合は1戦のみとなっている。
果たして安保が本気で目指す“あるジャンル”とは。復活した安保がどのような姿を見せてくれるのか、今後の活躍にも注目したい。
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